保育雑感

No.163平成28年10月号 「桃の木の教え」

今年の夏は、大型の台風が軒並み日本列島にやってきて、大雨と大風による被害が続出しています。8月に関東に上陸した台風9の暴風で保育園の桃の木が危うく根こそぎ倒れてしまうところでした。根が半分持ち上がって露出し、5、60度傾き、木の天辺が横を向いていました。
傾いて初めて、幹の太さや高さに比べて、頭でっかちだったことが分かりました。「早く大きくなれ」とばかりに、枝も葉も伸び放題にしていたのが、災いしました。その上、地面が踏み固められて、根が息を出来ず、地中に根が伸びて行けない環境だったのも、強風に持ちこたえられなかった原因の一つでした。
春には、明るいピンク色の花が咲き誇り、夏にはこんもり繁って暑い日差しを遮る木陰を作り、秋には、おままごとに使う落ち葉をいっぱい落として、四季を通じて、たった一本で彩の国保育園に彩りを与えてくれる、シンボルとも言える桃の木です。
手入れを怠ったことを反省しながら、何とか枯れないで欲しいと、毎日様子を見ながら祈っていました。先日、きみどり色の新しい葉が出てきているのを見つけて、ホッと一安心。瀕死の重症を負った木を心配する気持ちは、幼子が病気になった時、早く治って元気になって欲しいと心配する親の気持ちに通ずるものがあり、木に宿った生命も、人と同じ様に愛おしく感じられました。目には見えない根っこを育てることが木にとって大切ならば、人に於いても、また然り。枝や葉を剪定して、根や幹にあった大きさに育てることが木にとって大切ならば、人に於いても、また然り。「もっと伸びろ、早く大きくなれ!」と成長を急(せ)いてはいけないと、桃の木が教えてくれました。

No162.平成28年9月号 「逆上がりの先に見えるまだ見ぬ景色を求めて」

この1か月間でパンダ組の年長さんが続々と逆上がりに成功して、出来る子が半数を上回りました。「毎日練習すれば、1か月で出来る。」という励ましに応えて「もう1回!もう1回!」と熱心に練習を続けると、大体1~2週間で出来るようになります。1日で出来た子もいたくらいです。逆上がりは、コツを掴むと、みるみる上達しますが、そのコツを掴むまでに、逆上がり苦手意識を持ってしまうと、「どうせ出来ないからやらない。」と逆上がりを敬遠してしまいます。
逆上がりのコツとは、
①お腹を鉄棒に引きつけ、腕を伸ばさず曲げた状態を作ること   ②振り上げ脚は前方ではなく、頭上に向かってあげること
この2つのコツを、リオ金メダリスト絶対王者こと内村航平選手が、動画でお手本を示してくれています。(スマホで「逆上がり練習」と入力すると見られます。)ところで、日本では、リオから東京オリンピックまでの4年間、スポーツブームがどんどん高まっていくと思われますが、その中で子ども達は成長していくわけですが、年長さんはオリンピックの年には小学4年生になっています。スポーツで育まれる身体の健康と強い精神力を持つ子になってくれることを期待しています。逆上がりが出来るようになった子が、「練習すれば出来る!」という自信を持ち、今は音楽会のピアニカ練習に精を出しています。
逆上がりが出来ることは、自信を持つきっかけとなります。逆上がりでなくても、何かに一生懸命に取り組み達した時に、子供は練習と努力の大切さを知ります。
稔りの秋が、すぐそこまで来ています。子ども達の練習の賜物も、秋には収穫できるといいですね。
最後に、逆上がりの後日談を一つ紹介しましょう。
Tくん「園長先生は逆上がり出来るの?」園長「前は出来たんだけどね・・・」Tくん「僕が教えてあげるよ!練習してみな。」園長「・・・頑張ってみる」

No161.平成28年8月号 「ねこのピート&ビート ~虹色物語~ 」

音楽会を一か月半後に控え、各クラス共徐々に練習が始まっています。さて、今年の演目ですが、先生達のオリジナル脚本なのはもちろんのこと、更に新しい試みに挑戦した意欲作です。昨年より、「子ども達にもっと絵本を楽しんでもらいたい」と様々な活動を行ってきましたが、その中で出合った数々の絵本の中から「ねこのピート」を先生達は選び、今の彩の国保育園の子供達に合ったお話に作り代え、オリジナルの脚本に仕立てました。
絵本「ねこのピート」に出合ったのは、桜前線お話の国のライブ講演でした。
読み手“ピートが登ったのはなんの山?”聞き手“いちご!!”
読み手“ピートの靴は何色になった?” 聞き手“あか!!”
読み手“ピートは泣いてる?”         聞き手“泣いてない!”
といった具合に、言葉の掛け合いでお話が進行していき、会場はとても盛り上がりました。また、会場とのやりとりの面白さもさることながら、主人公のピートのポジティブな生き方と底抜けな明るさにも惹きつけられました。「ねこのピート」の魅力を知って、先生達は、音楽会の脚本にこの本を選んだわけですが、原作には出てこない意地悪なねこのビートを登場させて、ストーリーに変化とテーマに厚みを持たせ、深みのある物語に作り上げました。ビートのいたずらが巻き起こす騒動とは、そしてその結末とは?
保護者の皆様にも、当日は客席より掛け合いにご協力いただき、「ねこのピート&ビート~虹色物語~」をお楽しみいただきたいと思っております。
ねこのピートの歌も劇中出てきますので、一緒に歌って下さいね!「♪白いくつ、かなり最高!白いくつ、かなり最高!白いくつ、かなり最高!♪イエー!」

No160.平成28年7月号 「季節と共に昆虫熱は加速するばかり」

春の親子遠足後、昆虫熱が過熱しています。農業大学校の広大な敷地には、畑・田んぼの他にも雑草が生えているあぜ道や草原などが、いたるところにあり、自然がいっぱいありました。草があれば、虫たちが生息し、虫たちの楽園が生まれます。駐車場にはショウリョウバッタが飛び跳ね、あぜ道にはミミズが這い出し、カエルがぴょんぴょんジャンプしている風景が見られる場所で遊んだ子供達は、以前にも増して虫への興味が高まったようです。
遠足の次の日、保育園に一匹のマダラカミキリが現れました。黒に白の斑点と触角の長さに魅了され、増々虫の魅力に引きつけられた子ども達です。
現在は虫のミニ図鑑を持ち出し、アリの採集や巣作りの仕掛けづくりに夢中です。そんな子供達の姿を見ていると、もっと色々な虫たちを見せてあげたいと思ってしまいます。
昆虫の減少の原因は、自然環境の破壊や開発、外来種の増加に伴う生態系の変化、里山の荒廃、交通事故、放射能汚染など様々原因があげられていますが、昆虫の絶滅は、生物多様性に甚大な影響を及ぼすと危惧されています。この危機感は、世界的なもので、欧米諸国では、「昆虫ホテル」なるものまで建設されています。
子供達が、そこまで昆虫が好きならば、毎日駆け回るので草一つ生えない園庭ですが、いっそ雑草が生い茂る草むらにしてあげたいとなあと思いますが・・・ウム~それも困るなあ。そこで、昆虫に恋焦がれているお子さんのために、お勧めの場所があります。群馬県桐生市にある『昆虫の森』に、この夏ご家族で出掛けてみては如何でしょうか!まだ昆虫に興味のない子も、是非連れて行ってあげて下さい。

No159.平成28年6月号 「若冲(じゃくちゅう)も虫や動物が大好き」

東京都美術館に「生誕300年記念若冲展」を見に行きました。若冲とは江戸時代中期に京で活躍した日本画絵師「伊藤若冲」のこと。近年世界的に脚光を浴び、3年前にはアメリカのコレクター、ジョープライスが東日本大震災復興展として、東北の人々を励ますために、東北を巡回したことで日本でもファンが急増しました。
代表作は「鳥獣花木図屏風」と「動物綵絵」が有名。前者は、8万6千個の桝目に1つずつ色を塗ってたくさんの動物たちを描いた大作。ユーモラスな形と美しい色彩で、見るものを動物の楽園に誘います。象、麒麟、牛、兎、鹿、猿...バンビの子供たちが大好きな動物がいっぱい描かれています。後者は、線密な描写と鮮やかな色遣いで、今にも動き出しそうな生き物たちと植物を30幅の掛け軸に描いた連作。その中の「地辺群虫図」には、パンダの子供達が喜びそうな虫たちが描かれています。しかし、動物に比べて、虫を描いた絵がたった1幅とは。毎日毎日虫を求めて、園庭中を探し回っている虫愛でるパンダの子供達のためにも、展覧会に出かけて行って、もっと虫の絵を探してこなければ!と言うわけで、待ち時間290分にも怯まず行ってきました。果たして・・・
いました、いました。カマキリ、カブト、バッタ、セミ、カタツムリ、保育園にいっぱいいるアリやハチ、ゲジゲジやイモムシ、毛虫までも、若冲ワールドの中で、活き活きと描かれていました。今も昔も変わらない虫たちに一層愛着が湧いてきました。子供達がよ
 
く遊んでいるダンゴ虫とナメクジに会えなかったのは残念でしたが・・・彩の国図書館に図録を置いておきますので、お子様と一緒にご覧ください。ご覧になる時は、「若冲の図録を見たい」とひと声掛けて下さい。
 

No158.平成28年5月号 「熊本大震災に、募金を!」

プロ野球球団ロッテの伊藤監督が、故郷の熊本の災害復興支援の募金をファンに呼びかけた談話のなかで、「自分の生まれた故郷が見るも無残な姿」と男泣きに語るニュースを見て、屈強な九州男児でさえ、人前で涙を禁じ得ないほどの耐え難く忍び難い惨状が現実味をおびて伝わってきました。一週間たっても、未だに大きな余震が続き、9万人を超える人々が避難所生活をよぎなくされていると言います。その上、低気圧による活発な雨雲が熊本の真上にかかり大雨を降らす予報まで出ています。
「何故ここまで苦しみを与えるのか?」と天に向かって問いかけたい思いです。しかし、一方で、過去の天変地異に思いを馳せ、今を生きる私達だけが苦しいのではないという思いも浮かんできます。大火事、大風、飢饉、大地震が次々におこり10年にもわたる鎌倉時代の大災害を記した『方丈記』の一節が頭をよぎります。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまるためしなし。世の中にある人とすみかとまた、かくのごとし。」過去は、現在を生きる者に、生きる指針を示してくれるものです。『方丈記』の「無常観」は過酷な自然環境の中で生きる日本人にとって、どう生きたらよいのかを教えてくれる先人たちの教えです。繰り返される地震や津波による破壊と絶望から日本人は幾度となく立ち直ってきました。
『方丈記』に記されている地震の光景は熊本とそっくりです。余震も同様に三か月続いたと記されています。800年前の人々と同じ苦悩を味わっている私達ですが、私達には、先人たちの教えがあります。最も近い過去には、東日本大震災の被災地に生きる人々の復興に取り組む力強い生き様がお手本にあります。
先が見えない辛い毎日に、くじけることなく、先人達を見習って前をむいて進んで欲しいと祈らずにはいられません。そこで、保護者の皆様にも募金でご協力頂きたいと思っています。各クラスに募金箱を置きますので、宜しくお願い致します。期間は4月25日~5月13日までと致します。
 

No157.平成28年4月号 「彩の国保育園に、図書館開館」

昨年は、一年間を通じて、「保育と絵本」に関して様々な取り組みを行ってきました。その一環として、手作り絵本製作がありましたが、その都度展示したものを、テーマごとに一冊の本に仕立てて、世界に一冊しかない絵本が合計10冊完成しました。その中には、保護者の皆様に書いて頂いた「お気に入り絵本」紹介カードのクラス本もあります。改めて、一冊となった本を手に取って、お子様と一緒に楽しんで頂けるように、「絵本の部屋」を設けました。そこには、先生達が紹介した本の現物も置いてあります。年季の入った本や、もう手元になく新しく購入した本や、絶版になっていて、一冊一万円もしている絵本など、一冊の本にまつわる色々なエピソードにも興味をそそられます。このお部屋は、自由にお使いいただけますので、お迎え時に、お子様と一緒に立ち寄って、一冊読んであげてから帰ることにしてはいかがですか。利用する時は、必ず親子一緒に入室し、親御さんが手に取ってお子様に読んであげて下さい。破ったり、壊したりしないで大切に扱って下さい。お約束を守ってご利用下さいますようお願い致します。
子ども達が、もっと絵本に親しめるように、彩の国保育園ならではの工夫を凝らした図書館作りに努めていきたいと思っています。

 

No156.平成28年3月号 「山の話あれこれ」

毎年恒例の筑波山卒園登山を3月13日(土)に控え、年長さん達の会話に登山の話がよく聞かれるようになってきました。ここ数年、日本のあちらこちらで火山活動が活発になり、入山規制や登山者のヘルメット着用など、危険を喚起するニュースが目立つようになり、つい先日も桜島の噴火の様子が映し出され、改めて自然の驚異を目の当たりにしたばかりです。
そんな状況のなか、筑波山に登っても大丈夫なのか心配になります。「西の富士、東の筑波」と歌われ、火山の富士山と並び称され、形も似ている上、温泉も出ている筑波山ですから、噴火する可能性があるのではないかと思っている人も多いことでしょう。ところが、調べてみると、筑波山は地殻変動によって地面が隆起してできた山で、火山ではないので噴火することは全く無いということです。
と言うことで一安心ですが、山の危険は他にも有ります。道迷いや滑落など、筑波山(877m)のように低い山でも油断は禁物です。一つ体験談をお話ししますと、奥久慈男体山(654m)の7合目に差し掛かった時に、吐き気、動悸、視力低下で一歩も進めずに崖に寄りかかって動けないでいる登山者に遭遇しました。足を踏み外せば、切り立った岩を転落して命はありません。緊急事態と判断して、119番に救助を要請すると、15分後に防災ヘリコプターが轟音と暴風と共に、頭上に飛来し、常総市の水害時の救助活動と全く同じシーンが目の前で展開されました。ロープを伝って降りてきた救助隊員2名が、その人を吊り上げてあっという間に飛び去りました。ちなみに、防災ヘリは茨城県に一機のみ、つくばヘリポートに待機しています。別件で出動していたらどうなっていたことでしょう…。
登山の危険について話しましたが、最近の素晴らしい体験も一つ紹介しましょう。初めての雪山登山でしたが、写真でその感動をお伝えします。
登山は危険が伴いますが、万全の装備と準備、そして登山者の心構えを守って登れば、地上では味わえない喜びを味わうことができます。
今年の筑波山卒園登山では、どんな感動を体験できるのでしょうか。報告をお楽しみに!

No155.平成28年2月号 「音楽会を2日後に控えて」

音楽会に向けて、子ども達はこの2ヶ月余りの間、様々な取り組みや練習をしてきましたが、いよいよ2日後に本番を迎えることとなりました。子ども達は、練習の成果をお父さんやお母さんに見てもらうことを楽しみにして、毎日練習に励んできました。保護者の皆様も、お子様の発表を心待ちにしていらしたことと思います。
さて、音楽会をより楽しくご覧頂くために、予備知識として見どころを幾つかご紹介します。「日本昔話 三太郎物語」の題名からはauのコマーシャルを連想する方もいらっしゃるかも知れませんが、内容は全然異なります。
この劇は、彩の国保育園の先生達のオリジナル脚本で、テーマは「戦いを平和に解決して、仲良く暮らす」です。そして、それを叶えるために最も大切なものは何なのでしょうか?その答えを探しながら劇を観ると、より楽しめることと思います。
二つ目は、縦割り保育で培った異年齢間の関わりに注目してご覧ください。慈愛の心と信頼やあこがれの気持ちを育む縦割り保育のよさを感じて頂けることでしょう。
三つ目は手前味噌のちょっと自慢になってしまいますが、振り付け、衣装、小道具などにも先生達のアイデアと工夫が満載ですので、どうぞお見逃しなく!
四つ目は、第2部の智学館合唱部のコーラスに、彩の国保育園の卒園生が出演することです。15回目を数える音楽会の歴史の中で、卒園生が出演するのは初めてのことです。在園児と卒園生の発表を同じ舞台で同時に観られる喜びは、筆舌に尽くし難く、記念すべきことと言えるでしょう。
以上見どころを上げてみましたが、どうか、皆様の暖かい声援と拍手で、子ども達の発表を客席から見守っていて下さい。
 

第15回子ども達に贈る 小さな音楽会 保護者からのご感想

保護者の皆様にご協力いただき、無事音楽会を終えることが出来ました。
本当にありがとうございました。
皆様から頂いたご感想を読ませていただき、心温まるご感想や、練習の過程での労いのお言葉を頂戴し、保育を行う喜びを感じております。
そして、当日ご迷惑をお掛けしてしまった方もおり、今後の反省に繋がるご意見もいただき、ありがとうございます。
来年以降の参考にさせていただき、皆様に喜んでいただけるイベント作りに活かしていきたいと思います。
いただいたご感想は、各クラス、ご兄弟でクラスが異なるご家庭に分け、掲載せさせていただきましたのでご覧ください。


感 想
*ヒヨコ組*
“三太郎物語と聞き、最初は可愛らしい感じの劇なのかと想像していましたが、始まってみると、音響も合っていて、衣装等もすばらしく子供達が与えられた役割を頑張ってこなそうとする姿に感動しました。
先生方オリジナル脚本、すごいですね。釘づけになってしまいました。あのようなステージの上で子供達を見ると、とてもかっこよく見え、豪華にも立派に見えました。
縦割り保育の良さ、上の子が下の子をみて、下の子が上の子をまねるのが上手く出ていたと思います。この音楽会で沢山成長させていただいたように感じます。園での生活もとっても楽しくなったようですし、ありがとうございました。来年も楽しみにしています。”
 
“劇では、ダンスや衣装が凝っていて面白かったです。演じている園児達も活き活きして、また上の子が劇中も下の子達を気遣う姿に感動しました。来年も楽しみです。
ヒヨコ組の指定席の一番後方の列に座っていたのですが、一列前の方がその場で座りながらビデオの三角スタンドを立てていました。こちらで注意させていただきました。気分がいいものではありませんでした。個人のモラルの問題ではあると思いますが、当日のアナウンスだけでなく、前日クラスで注意事項を貼り出したり、ひと声掛けていただけると助かります。
小学校、中学校は注意事項は事前に手紙で何通か送ったり、一斉メールでも送られてきます。”
 
“とても可愛いお話でした。劇中でも小さい子達の面倒をみてくれて、リードしてくれる年長さんの姿が微笑ましかったです。子ども達をここまで仕上げた先生達すごいなと思いました。
ヒヨコさんもヒヨコさんが今できることを上手くお話の中に入れていて、可愛かったです。来年も楽しみです。”
 
“初めての参加でしたが、楽しい音楽会でした。他園での発表会は学年ごとでしたが、学年の違う子供達が一緒に行う発表会も微笑ましく、良かったです。
自分の子も大きくなったら、小さい子のお世話をしながら、発表会が出来るのかな....と想像しながら見させていただきました。来年も楽しみです。”
 
“初めての音楽会、どのようなことをするのか、出来るのかと、とても楽しみでした。劇では、年長さんに助けてもらって何とか無事に終えることが出来て、ホッとしました。我が子も、2、3年後には、年長さんのように、しっかり出来るようになっているかなぁと思いながら観ていました。先生方のアイデアと工夫が、いっぱいで素晴らしく、特にお魚さんの衣装が可愛かったです。”
 
“選曲が最高でした。客席で手を挙げて♪Rockyou!!していました!桃太郎、金太郎、あ、そういえば浦ちゃんの歌って…???まさかのウララ~ウララ~♪
ストーリーもオリジナルで、「ザ・彩の国!!」でした。
そこにあるものに、一味二味加えることで、こんなにワクワクしちゃうんですね。ずーっと笑ったり、感動しっぱなしでした。我が娘に関しては、リハーサルでもウロウロ歩いていたということで心配はしませんでした。期待通り、自由にステージを楽しんでおり、帰宅後のビデオ鑑賞も、ノリノリで観ていました。智学館の合唱もとても素敵で、姉娘も気に入り「きれいな声だね。」と拍手も人一倍でした。彩の国の卒園生と言うのも感動的でした。今後のスケジュールについての園長先生の「午後です」のざっくりしたまとめがまた良かったですね(笑)先生方は衣装などの準備、練習、いつも感謝しております。これからも彩の国精神のもと、楽しいイベントを応援したいです。”
 
“初めての音楽会とても楽しみにしていました。小さい頃から色んな行事に参加できて、とても思い出になっています。想像以上にすごい完成度が高く、ビックリしながら観ていました。ヒヨコ組さんは、まあその場にいてくれたらいいなとは思っていましたが、少し娘もダンスを踊ったりジャンプしたりして、良く出来ました!と思いました。(ほぼ動き回ってましたが…)年長さん達がすごく活躍している姿を見て感動しました。小さい子達の面倒も見ながら、自分達で覚えた事を充分に披露していて、本当にすごかったです。1年に1回あると、成長したのが感じられて良い機会になりましたし、思い出の一つになりました。先生方ありがとうございました。”
 
“初の試みとは思えないような、素晴らしい内容でした。特に印象深いのは、選曲です。
洋楽や流行の音楽、懐かしい曲まで。本当に楽しいステージでした。子供達も、それぞれの役にあった声の大きさ、話し方をしているように感じました。きっとたくさん覚えることがあり、大変だったろうな…。みんな歌もダンスも元気いっぱいで、こちらまでニコニコ笑顔になれました。所々にCMや芸人を思わせるものをちりばめてあり、クスリとさせてもらったり。子供達が頑張る姿に感動したり。毎年とても楽しみにしています。今後も宜しくお願いします!中学生の合唱も、素敵でした。美しい歌声に、娘二人もびっくり。中学生なんて、あっという間なんだろうな…とちょっぴり寂しくなってしまいましたが、我が子にも輝く未来がある!と感じることが出来ました。ヒヨコ組のみんな、それぞれ個性があって、おもしろかったですね。泣く子も、ノリノリで踊る子もみんな可愛く、幸せな気持ちになりました。先生方、ご指導ありがとうございました。来年も楽しみにしています。”
 
*バンビ組*
“音楽会お疲れ様でした。オリジナルの脚本ですが、本当に素晴らしい内容で感動しました。それぞれのクラスに合った登場で、小さなヒヨコさん達もしっかりとした役になっていてとても良かったと思います。年長さんのダンスも今回は旗を使っていて素晴らしかったです。
最後のフィナーレでそれぞれの役の紹介もあってあのようなフィナーレは今までよりすごく良かったと思います。中学生の合唱も卒園生が出ているのにも驚きましたが、3歳の息子も「すごいね」と喜んでいて、なかなか合唱を聴く機会がないので、とてもいい刺激になりました。また来年も楽しみにしています!!”
 
“いつもお世話になり、ありがとうございます。おのぼせな所のある息子なので、ワクワク楽しみな反面、すこし不安もありましたが、楽しそうに登場する姿を見て、とても幸せを感じました。ひとりひとりの衣装もとても可愛く、音楽に合わせて踊ったり、大きな声で長いセリフを言ったり、子供達の活き活きとした姿が印象的でした。それぞれの個性が垣間見えたようで、とても可愛かったです。毎日保育をしながらの衣装の準備、援護の指導などなど、本当にありがとうございました。先生方の丁寧な指導が本当に良く伝わってきました。ありがとうございました。”
 
“先日は、音楽会お疲れ様でした。そしてありがとうございました。縦割保育の良さが出ていて、とても素敵な音楽会でした。年長さん、年中さんのサポートがとても自然で、微笑ましい場面も多く、また、年長さん、年中さんのダンスが上手で、こんなに上手に出来るようになるんだなと感心しました。ますます子どもの成長が楽しみになりました。娘は12月から週3保育になり、練習があまり出来なかった中で、先生からは練習では完璧に出来ていたとおっしゃていただけて嬉しかったです。本番前はきっと泣いていたんだろうと思います。大きな舞台に立たせていただけただけで十分です。良い経験になったと思います。ありがとうございました。先生方は、小さな子達をまとめるだけでも大変だったと思います。本当にお疲れ様でした。”
 
“息子にとって初めての発表会!運動会もあったけど、入って数か月だったためか、ほとんどダンスはしなくて、本人は頑張ったんだろうけど、親としてはすごく残念でした。でも、今回はダンスを最初から最後までちゃんとやり遂げることが出来て、息子の成長とこんな事が出来るようになったのかと、とても感動でした。一生懸命教えてくれた先生、本当にありがとうございました。家でも、ところどころ練習していたのを、本番で出来て良かったです。本人にとっても貴重な体験になったと思います。オリジナルの脚本や衣装、道具、先生の手作りすごいなと思いました。大きい子から小さい子が助け合っている場面は、本当に良かった。観ているこっちが癒されました。”
  
“保育園に10月から通うようになり、まだ3か月。運動会は参加を見送りましたが、今回音楽会に参加できて、子供の成長を改めて実感しました。息子は、以前から音楽が好きなのもあり、家でも赤鬼さんのダンスをしてくれて、当日どうなるかと楽しみにしていました。緊張で泣き出す子もいる中、いつもと変わらない笑顔で堂々と演技しているのを見て、先生方、お友達と楽しく毎日過ごしているのが伝わってきました。年長さん達が、下の子達のお世話をしているのも印象的でした。皆で力を合わせ一生懸命やり遂げる姿は、いつみても感動させられます。今後もこのような行動を通し、息子の成長を見守っていきたいと思います。”
 
“お疲れ様でした。予想以上の完成度の高い音楽会にとても感動しました。ありがとうございます!子供達の練習はもちろん、先生方のご指導や小道具などの準備、大変だったことと思いますが、観客の目と心を釘付けにする120%以上成功の発表だったと感じます。我が子にとって、
親になって初めての発表会♪おそらく息子以上に期待と不安を感じながら客席で見守っていましたが、身体いっぱい赤鬼さんを表現する姿に正直驚きました。順調に成長してくれています。(顔は真顔でしたが(笑))バンビ組の出番が少なかったことが少し残念でしたが「もう少し見たい!」と思うぐらいがちょうどいいのかもしれませんね。パンダ組のお子さんの素晴らしい姿に希望を抱きながら、今後も息子を応援していきます。先生方も引き続き指導の程、宜しくお願い致します。そして、今後もこのような舞台や発表会を楽しみにしております。集合写真などの記念撮影があるとより素敵な思い出を残せると思いました。(時間の関係もあるので難しいかと思いますが)Tomorrowの合唱、とても感動しました。ハナミズキのアンコールも嬉しかったです。”
“今年の音楽会はオリジナリティ溢れるもので、皆が主役の素晴らしい内容でした。小さい子を大きい子達が協力して助け合い劇を進める姿にとても感心しました。息子は頑張って出来たと満足していました。最後まで泣かずに出来たことに成長を感じました。中学生の合唱は少人数ながらも心に響く歌声で特に「ハナミズキ」にはうるうるとしてしまいました。パンダ組さんの歌と演奏は皆、一生懸命でたくさん練習した成果が伝わりました。今年も大成功の音楽会、先生方大変ご苦労様でした。”
 
“会場の雰囲気に驚いて踊れないかも…と心配していましたが、それなりの踊れていて安心しました。年長さんはセリフも振りも多く、覚えるのも大変だろうけれど、皆大きな声で歌ったり、セリフが言えていて感心しました。音楽会が日曜日だったので7日登園にならないよう勤務調整が大変だったので、出運動会のように土曜日行事だと助かります。”
 
“園長先生、先生方ありがとうございました。オリジナル物語とても良かったです。ただ、バンビ組さんはお迎えがあったので、途中で内容が分からなくなってしまい、子供と同じ席では、ステージを見る事が難しかったです。DVDの業者さんがいたのであれば、買いたいと思います。子供達の演技とても良かったです。きっとリハーサルよりも、完成度は高かったと思います。踊り、歌、感動しました。大きな声も、ホールいっぱい聞こえました。来年も「オリジナル物語」大変かと思いますが、考えて見て下さい。衣装作りも先生方大変だったと思います。ありがとうございました。”
 
“先日は、素晴らしい音楽会を、観させていただきありがとうございました。子供達が一生懸命に演技、歌い、演奏している姿に感動しました。また、あれほどのものを作り上げるまでの先生方の並々ならぬ、ご苦労推察いたします。準備から子供達の指導に至るまで…先生方のお力、熱意に頭が下がる思いで、最後まで見させていただきました。ありがとうございました。娘は家で、音楽会前は「赤鬼だぞ~」と、音楽会後も「桃太郎さん、金太郎さん、浦島太郎の3人は~♪」と嬉しそうに歌っています。”
 
“毎年、趣向を凝らした素敵な音楽会を開催頂き、先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。小さな身体をいっぱい動かし、一生懸命踊る姿に感動しました。今年は1月開催と言うことで、少し驚きましたが、進級したばかりの子供達と、フォローしてあげる少し大きな子供達を見て、縦割保育の良さが実感できたように思います。卒園生の出演も非常に良かったのですが、個人的には小さな子供達が喜ぶ選曲だと嬉しいなと思いました。”
 
“家でも歌いながら踊ったりしていたので、音楽会をとても楽しみにしていましたが、当日は泣いてしまって成果を見ることが出来ず残念でした。2回目に登場した時、パンダ組の男の子が手をとり息子に合わせて一緒に歩いてくれたのには、本当に感動しました。縦割保育の素晴らしさが感じられた場面でした。衣装、とても素敵でした。”
 
“保育園で練習が始まってから、家に帰ってきてからもダンスや歌を披露してくれていたので本番をとても楽しみにしていました。予行練習では、何度か泣いてしまったと聞いていたので心配していたのですが、本番では、とても楽しそうに踊っていて成長を感じました。先生達の創作劇は、完成度が高く最近の流行やトレンドも取り入れていて、ユーモアが感じられました。子供達も沢山の振り付けやセリフを覚えるのが大変だったんだろうな~。と思いましたが、それ以上に先生達の努力や苦労が目に見えて伝わりました。大成功の音楽会だったと思います。来年もとても楽しみです。”
 
“音楽会お疲れ様でした。ありがとうございました。娘の時は、パンダ組になってからの参加だったので、バンビ組では初めてでした。出番が少なく、ちょっと泣きべそで残念でした。衣装はとても可愛かったです。途中で息子が戻って、あまり落ち着かないので見られませんでしたが、金太郎が負けてしまった所は笑いました。ストーリーも面白く、聞きなれた曲が多くて楽しく観ていました。その後は、息子が外に出てしまい走り回ってほとんど観れなかったのが残念でした。”
 
“今年も楽しい音楽会を本当にありがとうございました。練習の会を重ねるうちに、自宅でもセリフを言ってくれたり、突然ポーズをとったりしては、パパママに観てもらうのを喜んでいたので、きっと本人も楽しかったんだと思います。昨年もあまり緊張している様子はなかったのですが、今年も先生への引き渡しの時に大泣きしていたとは思えない程、ステージを楽しんで、客席にいるママを見つけて手を振る余裕まであったので、ちゃんと成長しているんだなぁ…と感じました。来年は年小でもう少し役割が増えるのかなぁ…と思いながらパンダ組の活躍を見ていたらワクワクしながらちょっと感慨深くなって泣きそうになりました。バンビ組も低月齢児、高月齢児と分けるのも大変かなとは思うのですが、もう少し高月齢の子供達の役割が多くても良かったかなと思いました。「あれ。これだけかぁ…」というようなちょっと残念な気持ちになったので(特に年少さんへ進級したお友達の活躍を見て来年の活躍の分量が急に多くなっているような気がしたので)それだけが親としての心残りと言うかなんというかでした。でも本当に素敵な内容の音楽会をありがとうございました。息子の来年の姿を想像してまた次回を楽しみに待っています。”
 
“金太郎が相撲で負けるなど、予想外のストーリーに大人も楽しめて大変良かったです。いつもと違う子どもの姿を見る事ができ、子供の成長を再認識できる良い機会でした。会場について欲を言わせていただけるならば、動画や写真の撮影用の一角を設けていただければと思います。席に座ったままだと前方の方の頭が入り、立ったり手を挙げると後ろの方の迷惑になり、中々上手く撮ることが出来なかったのが残念です。音楽会の開催ありがとうございました。来年も楽しみにしております。”
 
“とても素敵な音楽会でした。園児、先生方に感謝致します。園児達がこの日の為に一生懸命練習してきたのが、目に浮かびました。年長さんが、年中、小さんをサポートする姿とても微笑ましく見させていただきました。オリジナルのストーリーも面白くて、内容もしっかりしていて良かったです。今年は娘も泣かずに最後まで踊ることができ、一年でこんなに成長していたんだと思い、胸が熱くなりました。”
 
“金太郎が鬼に負けるという意外な展開が面白かったですし、パンダ組さんが下の子の面倒を見ながら劇というのが日頃の保育園での様子を想像する事ができ良かったと思いました。”
 
“初めての発表会でしたが、青鬼さんがとても可愛くて、娘も喜んでいました。歌もダンスも上手に出来ました。先生方の努力がとても感じられました。準備大変だったと思います。お疲れ様でした。娘にとってとても良い経験になりました。来年も楽しみにしています。親としては出来る限りの支援、お手伝いが出来ればと思います。”
 
“練習では、とても頑張っていたようで、家に帰ってからもセリフを教えてくれたり、嬉しそうに話してくれました。本番は、緊張していたようで、お客さんを見た瞬間から、下を向いて動かなくなってしまい、残念な結果に終わってしまいましたが、泣かずに舞台に立って出入り出来ただけでも、運動会の時よりは成長したのではないかと思います。来年は、もう少し頑張ってくれると期待します!先生方も、短い期間で、沢山の準備や、子供達への練習とありがとうございました。”
 
*パンダ組*
“いつもお世話になりありがとうございます。先生方、音楽会お疲れ様でした。子供にとって貴重な体験を、親にとっても子供の成長を感じ心温まる素敵な音楽会をありがとうございました。今年は、運動会、音楽会の期間があったので、運動会の衣装を着て踊ったり、余韻を楽しんでからの音楽会になった為、子供の気持ちにも余裕が持てたのではないかと感じております。親としても、楽しみが一気に終わってしまうより子供の可愛い姿の余韻を味わい、また新たな楽しみが出来て良かったです(笑)娘は今年で3度目となる音楽会でした。初めての音楽会はねずみの嫁入りで、箱に入っての登場でしたが、今年は最後までステージに立ち、演技をしていました。その集中力、記憶力…成長を感じました。大勢の観客の前で、歌、セリフ、踊り、合唱で、自分を表現出来ることに感動しました。実はリハーサルの日は迎えに行くと、「どうしてママは椅子に座って観なかったの!?」と怒られてしまいました。練習しながらも探していたんだな…と。当日は沢山の観客の前で不安そうな表情を見せていました。眉はへの字に曲がり、キョロキョロ探している様子。皆は後ろを向きスタンバイしているのにまだ前を向き不安そうに探している様子。意識は99%ママを探し、残りの1%で踊りをしているような感じでした。踊りの途中でママを見つけてからの表情はガラリと変わり、いつもの「ママ見ててね!」と言わんばかりの自信に満ち溢れた表情と踊りになりました。また、あれだけの踊り、セリフ、合唱、合奏をマスターするのに日々の練習、先生方のご指導があってのことだと思います。毎晩お風呂場で「右、左、ジャンプして座る」などと言いながら踊っている姿を見て、日々の練習を楽しみながら行えている様子が伺えました。当日までの1日1日を本当に楽しみに過ごしておりました。今年は、ストーリーも先生方のオリジナルという事でしたが、内容もわりやすく伝わってきました。最後の鬼退治も、やっつける、成敗する事ではなく、勝負して戦う、鬼チームが勝ったり引き分けになりながらも浦島太郎の玉手箱で歳を取り、戦う事が出来なくなってしまう結びで、想像とは離れ、なんともホッコリしてとても良かったです。劇も年齢や学年ごとではなく、全園児で1つの劇をやることでそれぞれの年齢に合った役になり、また下の子は上の子を見て、リードされながらも、お兄ちゃんお姉ちゃんがいる事で安心して踊りや歌で表現できる。また上の子は下の子の手を引き、不安な子には手を差し伸べる、思いやる姿が見られました。それぞれの学年、年齢に合わせた劇をと思いがちですが、とても素敵な全園児での1つの劇、音楽会だったと思います。また、1度退場してからも再びちょこっと登場したりで、目が離せず楽しめました。ご指導、ご配慮本当にありがとうございました。来年も楽しみにしております。”
 
“初めに、第1部「日本昔話 三太郎物語」全園児が大きな声で歌い、踊りながら年上の子が年下の子を良く見てあげてサポートしている所が、感動的でした。また第2部「智学館合唱」生徒の表情や歌声が素晴らしかったです。
園長先生が、寺田さんに将来の夢を聞いていた所も印象的で、好きな事を続けていく大切さを子供にも教えていきたいと思いました。最後に第3部「パンダ組合唱、合奏」ですが、皆姿勢よく、しっかり大きな声で歌い演奏する姿が、感動しました。これも園長先生初め、先生方のご指導のおかげです。ありがとうございました。”
 
“今年は既存の物語ではなく、先生方のオリジナルで考えて下さった脚本との事ですごく楽しみにしていました。娘も張り切って自宅でも練習の日々…いざ本番になると、様々な演出ですごく楽しませていただきました。途中、泣いてしまう子や動きが止まってしまう子等をお兄さん、お姉さん達がフォローした姿を見て感激…子供達の成長も認識した日となりました。先生方、準備や指導大変だったと思います。お疲れ様でした。来年の演目も期待しています!”
 
“毎年思いますが、先生方のアイディアは素晴らしいです。子供達も一生懸命な姿は、先生方の本気が伝わっていると思います。今年は、脚本から作成されたとの事、本当に大変だったと思います。オリジナルの脚本だからこそ、子供達にも先生方の思いは良く伝わったのではないでしょうか。ダンスもかっこ良く、時々、流行りのポーズが入っていてとても楽しかったです。年中さん達がバンビさんを、年長さん達がヒヨコさんをお世話してあげる姿には毎年成長を感じています。来年も楽しみにしています。”
 
“今年は、1月に行うと聞き、風邪を引かないかと不安でしたが、無事に終わって安心しました。一生懸命音楽会の練習をして、日が近づくにつれ、カウントダウンを息子がしているのを見て、本当に楽しいのだなと思いました。運動会のお遊戯の時、直前にお友達ともめて、その後のお遊戯が出来なかったことが、本人も少しトラウマになっているようで、「写真を撮らないで」と直前まで言っていたので、きちんと本番が出来るのかとても不安でした。本番が始まり、赤鬼、青鬼と出てきて、緑鬼の順番になり、ドキドキしながら、カメラを構えましたが、満面の笑みでやっている息子を写真に収めることが出来ました。何よりも、バンビさんの子達の面倒を見ている息子に、感動し、成長したなとしみじみ思いました。家では、姉と喧嘩ばかりしていて、すぐに抱きついてくる甘えん坊な息子も、もう今年は年長さんです。来年、最後の音楽会がとっても楽しみです。先生方、忙しい中、色々とお世話になりました。これからも宜しくお願いします。”
 
“音楽会お疲れ様でした。今回はすべて先生達のオリジナルで手作りという事で、今までの音楽会と違い、子供達一人一人が主役と言う感じがとても良かったです。先生達もすごく大変だったと思います。息子が練習の時からママが観たら絶対感動して泣いちゃうよと言われ、実際に金太郎姿で出て来た時は、最初笑ってしまいました。しかし、とっても頑張っている姿を見て大きくなったな。成長したな。と思ったら涙が出てきて感動してしまいました。息子の言う通りでした。とても素晴らしい音楽会をありがとうございました。来年、小学生になってもまた来たいと思いました。先生達にも感謝です。”
 
“今年も素敵な音楽会をありがとうございます。子供達は、本当に良い経験をしていると思います。大きい子が小さい子の面倒を見ながら、演技もちゃんとしている姿が、とても微笑ましく心が温まります。是非、これからも沢山の方に観ていただける発表会を続けて欲しいです。園長先生を初め、先生方の熱意には、いつも敬服致します。会場が少し小さい様に感じます。県民文化センター小ホールなどどうでしょうか?駐車場の問題もクリアすると思います。福祉会館は近くてとてもいいのですが…。第二駐車場もいっぱいでした。”
 
“今年も楽しく鑑賞致しました。園児の皆さんが、一生懸命練習した成果が見え、とても良かったです。先生方の保育に対する情熱のたまものですね。来年も楽しみにしています。”
 
“毎年、色々と工夫された劇を楽しみにしています。今年は先生達のオリジナルのお話だったので、どんな展開になるのか楽しく見る事が出来ました。全園児出演という事で、ヒヨコ組さんは可愛らしく、パンダ組さん、バンビ組さんは一生懸命に演じていて子どもの成長を感じることが出来ました。先生方、お疲れ様でした。”
 
“先生方、今年も素敵な音楽会をありがとうございました。三太郎物語では、ヒヨコ組、バンビ組の子供達に癒され年長さんの演技力に驚き、年中さん年長さんの可愛らしいダンスに笑顔がこぼれました。それから大きい鬼が小さい鬼をフォローする姿には思わず涙してしまいました。ダンスにセリフに小道具と短期間で準備してきた先生方は本当にすごいです!!お疲れ様でした。この音楽会はリアルに子供の成長が感じられるので、毎年楽しみにしています。来年も笑いあり、涙ありの音楽会をお願いします。”
 
“大きい子が小さい子の手を引いて登場するのが、すごくいいなと思いました。個人的には、去年よりも上手に出来ていて、成長したなぁと思いました。”
 
“三太郎物語。CMのイメージでどういう物語になるのだろうと思っていました。桃太郎・金太郎・浦島太郎それぞれの日本一の部分を上手く繋げたなと感動しました。毎年どんどんすごくなっていく音楽会!!劇中何度も涙しました。保育園の縦割保育の良さに感動。年長さんの堂々とした演技に感激。我が子が小さい子に手を差し伸べながら演技をしている事に感動。いちいち目頭が熱くなってしまいました(笑)保育園の卒園児さんとの競演も素晴らしかったですね。素的な姉さんになっていて、我が子に重ね合わせますね。”
 
“音楽会ご苦労様でした。今年もいつも通り完成度が高くたくさんたくさん練習したんだろうな~と感動しました!
三太郎物語は音楽の選曲も良く、パパもビデオカメラ片手にノリノリで観ていました(笑)最後の演奏では大太鼓という事もあり、本人も緊張していた様に感じ、観ている親も手に力が入ってしまいました。今年で音楽会も最後。もう最後と思うと淋しいなと思います…。とても思い出に残る音楽会になりました。ありがとうございました。”
 
“昨日は音楽会大変お世話になりました。そして先生方お疲れ様でした。娘からは、三太郎と話は聞いていましたが、思っていたよりずっとクオリティーが高く楽しむことが出
来ました。最後の音楽会と言うことで年長さんは気合いが入っており、これまでの先生のご指導に感謝の気持ちでいっぱいです。みんなすごく可愛かったし、かっこ良かったです。また演奏会では小太鼓!観ている私の方が緊張してしまい”ハラハラドキドキ“「途中で分からなくなってしまったよ」という娘。持ち直して最後まで演奏出来たと同じにホッとしました。こんなに出来るようになったんだなぁと成長した子供の姿に感動し、感謝しキュンと何度なった事か…本当に毎年内容が良くなって素晴らしかったです。息子も中学生の姿を見て、合唱にも興味が出たらしく「見に行きたい~」と!!私自身もこれまでの成長を振り返り、また来年の成長が楽しくなりました。本当にありがとうございました。”
 
“今年も、楽しい音楽会をありがとうございました。今回はオリジナルということもあり、桃太郎達が鬼と戦う所等、どのような展開になるのか、観ながらも先を楽しめるいつもとは少し違う見方で楽しめました。子鬼達が踊っていた時にかかっていた鬼の音楽も聞いたことがないものだったので、面白かったです。それぞれのシーンで踊りがあって、見せ場があって良かったです。衣装作り、ストーリー制作等々、ありがとうございました。”
 
“とても素敵な音楽会で、すごく楽しませてもらいました。振り付けも面白かったし、立ち止まってしまった小さいお友達に、そっと手を差し伸べる年中さん、年長さんの姿が微笑ましかったです。運動会の時も感じましたが、世界観を大切にされているのだと感じました。保育園では、「お遊戯会」で、それぞれの年齢、月齢毎の成長を発表する機会と思っていましたが、彩の国保育園では違っていましたね。どちらがいいか比べることは出来ませんが、どちらもそれぞれ良い所があるなと感じました。息子がお世話になります。来年も期待しています。”
 
“音楽会、とっても楽しかったです。毎日毎日家で歌ったり踊ったりしていた不思議な事がひそかな練習だったんだなとわかっておばあちゃんと納得できた瞬間でした。また来年も楽しみです。家では見られない真剣な顔が見れ感動しました。”
 
“今年は「園オリジナルのシナリオ」という事で、先生方も台本作り、衣装作り、振り付けと大変だったと思います。いつも家では甘えてばかりの息子。当日も、なかなか離れずちゃんと出来るか舞台に出てくるまで心配でした。舞台に出てきて、音楽に合わせて踊り、歌い、セリフを言い、お友達の面倒まで見ていた時は驚きでした。自分の役割を覚え、実行している姿はとてもたくましく、嬉しく思いました。息子にとってちゃんとやり遂げられたことは、今後の自信になると思います。先生方、本当にお疲れ様でした。”
 
“毎年楽しみにさせていただいている音楽会。今年も沢山暖かい気持ちにさせていただきました。家では、「僕出来ない。」と言って、練習の成果を見せてはくれず、少し心配していましたが、本番舞台の上で堂々と歌って踊る姿を見る事ができ、成長を感じ、胸がいっぱいになりました。また、お兄ちゃん、お姉ちゃん達が小さな子達に手を貸し、助けてあげている姿に、今年も感心させられました。うちの子もそういうことの出来る優しい子に育って欲しいなぁ…。赤ちゃんから大きな子達までを総出演させ、まとめあげた先生達。本当にすごいと思います。楽しい時間をありがとうございました。”
 
“子供達の頑張っている姿に感動しました。沢山の練習をしてきたんだなと思います。とても楽しませてもらいました。”
 
“今年の音楽会は、三太郎物語という事で、今時の感覚とどんなストーリーになるのか…という、複雑な気持ちでしたが、とても楽しみで待ち遠しくて仕方ありませんでした。開演して、登場した子供達の堂々と演じている姿や、自分の役を演じながらも、ヒヨコさん、バンビさんを、しっかりサポートしている姿を見て、とても感動しました。普段の保育園での生活から、自分より小さな子への優しさが自然に行動に出ていて、観ている私も気持ちがやんわりしました。ストーリーもとても分かりやすく、争わなくても、必ず何か解決策がある!その事を改めて気付かされたと思います。先生方、お疲れ様でした。そしてありがとうございます。智学館合唱部の方々の歌声にもとても癒されました。”
 
“最後の音楽会、とても楽しく観させていただきました。先生方の手作り衣装はいつも素晴らしく音楽会の中の一つの楽しみでもあります。それぞれの役に合った衣装は目玉の1つだと思います。お忙しい中先生方だけで作り上げるのはとても大変だと思います。本当にありがとうございます。舞台の上の我が子を見ると、いつもはまだ小さいなと思っていても、ヒヨコ組やバンビ組の子達といると、本当に大きくなったなぁと感じます。演技中に大きい子が小さい子を助けてあげる姿は微笑ましく、いつまでもその気持ちを忘れないで欲しいと思います。年長さんの「シェアハピ」とても素晴らしかったです。沢山の移動があったのに間違わずに皆で踊り、9人という少人数ならではの良さが出ていたと思いました。家では、自分の踊りの練習よりも、先生の立場での練習をしていました。「♪もーもちゃん、きーんちゃん、うーらちゃん♪1,2,3,4」練習風景も良く分かります。音楽会が終わり数日経った今も、ビデオを見ながらノリノリで、全部のパートを踊る我が子を見ていると、とても楽しく、良い思い出になっているのだと感じます。素敵な音楽会をありがとうございました。”
 
“音楽会大変お疲れ様でした。今回は見どころが満載で、とても楽しく充実した内容でした。特に年長さんの息のぴったり合ったダンスには圧倒されました。今回は脚本も先生方のオリジナルということで、子供達の個性に合った配役、演出だったと思います。途中、上の子が下の子の手を引いている様子や、家では見せない表情などジーンとくる場面もありました。智学館の皆さんのコーラスも素晴らしかったです。ももかちゃんに会えるのをとても楽しみにしていました。残念ながら、娘は部活動で行くことが出来なくなってしまい、折角の機会なのに…ももかちゃんも楽しみにしてくれていたとのことで申し訳なく思っております。来年は、息子もいよいよ年長さん。超恥ずかしがり屋の彼が大勢の人の前で歌ったり、踊ったり、大きな声で話が出来るようになるかな?と来年の音楽会も楽しみです。”
 
“園長先生をはじめ、先生の皆様、関係各所の皆様、このような素敵な音楽会を開催頂き、誠にありがとうございます。今回に関しては、劇のストーリー構成や、衣装などあらゆる局面が先生方オリジナルとハンドメイドという事で、先生方の力量の多さと工夫する能力に感動した次第でございます。また、「縦割保育」の真価を垣間見る事として、パンダ組の園児達が下のクラスの子供達を指導などして劇を進めていった事が非常に印象的であり、家で甘えてばかりいる我が息子が、「あんなに下の子の面倒が見れるのか。」と、感動に値する感情を抱きました。来年は、一番上の立場になる我が子ですが、今回の年長さん達が見せてくれた素晴らしい演技を来年やってくれればいいなと考えています。”
 
“先日は、音楽会お疲れ様でした。長男の頃から約12年…毎年楽しみにしていた行事の1つでした。12年前は、最後のステージに上がり、1曲合唱がある感じでした。それから毎年、内容も変化して、二男の年長児の音楽会では合奏、合唱、お遊戯と見所が沢山増えました。そして、今年、長女も年長を迎え、本当に、最後の音楽会…今年は、ストーリー、衣装、振り付け…すべてが先生方の考えた彩の国オリジナルでした。子ども達の団結力のある演技やダンスを見て、ただただ感慨無量でした。最後の合奏も、毎日家で練習していた成果が発揮できたのではないかと思います。最後に、ここまで成長できたのも、先生方のご指導のお陰です。娘にとっても、心に残る最高の音楽会になった事でしょう。本当にありがとうございました。”
 
“パンダ組に進級し、週3回保育で他の子達と同じように出来るのかとても心配でしたが、舞台に出た息子の様子に1年間の成長を感じることが出来ました。動物役のセリフを話し、振り付けもでき、私達の姿を息子が見てしまってからは、恥ずかしくなってしまった様子でしたが、合唱の時、歌を歌っている姿に感動しました。
毎日、甘えて朝は離れない子が、舞台では皆と同じ様に出来る姿見られ、本当に良かったです。先生方、ご指導ありがとうございます。音楽会までは何をやるのかを全く話してくれませんでしたが、終わってからはホッとしたのか、音楽会での歌や振り付けなど、よく家で見せてくれています。今回の音楽会劇はオリジナルの作品とお話されていましたが、内容や音楽等テンポ良く、聞きなれた歌も多く、とても楽しかったです。時間があっという間でした。”
 
“入園して初めての音楽会でしたが、とても面白く観させていただきました。今流行り(笑)の三太郎物語はオリジナリティーな内容で良かったし、年中さんや年長さんのお兄さんお姉さんぶりな所は、来年うちの子もここまで出来るだろうかととても感動しました。智学館の中学生の合唱はとても素晴らしく、新鮮でした。合唱なども、日頃から練習を積んできたんだろうなと思わせられるほど、みんな口が開いていて、音程も外さず、すごく上手でした。また来年も楽しみにしたいと思います。”
  
*クラスが異なるご兄弟での登園*
“2人の成長ぶりが見られ、良かったと思います。2人共の個性が出ていたので面白かったです。”
 
“オリジナルの三太郎物語とても楽しく観させていただきました。小さい子から年長さんまで一生懸命になっていて微笑ましかったです。中学生の学生たちも素晴らしい歌声でした。来年も楽しみにしております。”
 
“とても素晴らしい音楽会でした。舞台に向けて練習を重ね、その集大成を発表するという成功体験は子供達にとてもかけがえのない経験になったと思います。普段と異なる雰囲気の中で、注目を浴びながらあれだけの作品を仕上げられたことにとても感動しました。「音楽会」なので、今後ミュージカル等も観てみたいなと思いました。
合奏では、鍵盤に興味を持つようになりました。自宅でもよく弾いており、ピアノを習いたいと言うようになりました。”
 
“第15回目の音楽会の開催お疲れ様でした。そしてありがとうございました。音楽会の練習が始まってから本番までの間、毎日頑張って練習をしている子供達の話を聞いてとてもこの日を楽しみにしていました。緑鬼の役なのに、何度もセリフを「赤鬼だぞ!!」と言い上手く緑鬼と言えない息子が本番で上手に踊っている姿を見て、たとえ上手く言えなくても100点をあげたいと思いました。ピアニカに挑戦した娘は、家で歌いながらピアニカを弾く真似をして、練習を繰り返している姿を見ていましたが、本番で皆と合わせて頑張っている姿にとても感動しました。私達家族は2回目の参加ですが、音楽会前から子供達の成長していく姿を見られてとても良かったです。本当にありがとうございました。”
“どんなストーリーになるのか楽しみにしていました。まさか鬼がおじいちゃんになって戦う力がなくなるとは…。それぞれの三太郎の話をうまく取り入れているストーリーになっていて、本当に面白かったです。年長さんが素晴らしい…。よくもここまで覚えてきたなぁと感心しました。今流行のダンスを取り入れたり、おじいちゃんおばあちゃん世代の歌を取り入れたり。先生達は本当に良く考えてくれているなと思いました。素晴らしい…。上手に出来た子も出来なかった子も、それぞれの性格が出ていて、笑って泣いての音楽会でした。楽しかったです。
園児達の劇が終わって智学館の合唱が始まる前少し間があったと思いますが、そこで終わった!!休憩!!と勘違いされたのか、騒ぎ始める小学生たちが目立ちました。トイレに席を立たれる方も居ましたが、ザワついている中で合唱が始まってしまったので、少し気になりました。何かアナウンスとかあっても良かったかなーと。少ない人数で歌ってくれている智学館の子達に、聞く愛誠に入っていなかったのが、申し訳ない気分…。”
 
“今回入園して間もないため、三太郎物語を見学させていただきました。鬼を見て恐怖する村人や動物たち、それに立ち向かう三太郎達、『力』を合わせて鬼退治に向かいますが、争いではない方法で、平和を見つけることができるのだと感じました。
2部、3部の合唱は、懐かしさがあり楽しく拝見させていただきました。「Tomorrow」は私の思い出深い曲です。”
 
“ヒヨコ組の園児まで、役が与えられ、同じステージに上がっていることに感激しました。バンビの娘も、家では「やだよ~」と恥ずかしがっていたのに、ステージではしっかり踊っていて、感動!!子供達それぞれの成長が感じられました。先生方の工夫を凝らしたシナリオ、歌等々とても楽しめました。来年も楽しみです!”
 

No154.平成28年1月号 「今年の絵本づくりでの収穫を、2016年に繋げて」

 2015年も残すところあと僅か、一年を振り返り、来年に思いを馳せる時期となりました。
 今年は彩の国図書館の開設を初め、子ども達に絵本に親しんでもらうにはどうしたらよいかを考える中で、色々な試みを行って来ました。私たち保育士にとって、改めて「絵本とは何か?」と言う原点に立ち返ったことにより得たものは思っていた以上に大きかったように思います。
 絵本が子ども達に大きな影響を与えると言われる一番の理由は、読み手(親や保育者)と聞き手(子ども)との間に人間関係が築かれるからだと気づかされました。
 先生達の「子どもの頃の思い出の一冊」からは、その先生の生い立ちや人柄や個性が伝わってきます。
 「子どもの大好きな一冊」からは、お家での母と子の関わりや愛情が伝わってきます。これまでの取り組みの一番の収穫は親?子?先生の巴の繋がりが絵本を通して作られたことだと感じています。
 三者がお互いにその関係を深められたように思えます。
 そして、もうひとつの収穫は私たち自身が保育士としての資質を高めることにもつながったということです。
 「絵本をつくる」という作業は、知識、センス、感性が問われます。下手ながらも試行錯誤を重ねる中で、人間として、保育士として、一歩前進したと自負しています。
 今年の絵本づくりで得たものを2016年の保育に生かし、子ども達が絵本の主人公のように自由にのびのびと大きくなっていけるよう、がんばりたいと思います。

No153.平成27年12月号 「一句に込める子ども達への願い」

「児ら寄りて 琴掻き鳴らす 菊日和」
この句は、先日行われた「琴、日本舞踊を観る会」で、子ども達の前で、日本舞踊を披露してくださった楊箸幸子さんが、読んでくださったものです。この句は、お礼のお葉書に添えられていたものですが、その文面もご紹介いたします。
「菊香る佳き一日を過ごさせていただきました。琴線にふれる思いとはこのことでしょうか。御子たちの元気いっぱいの表情に、天にも届くばかりの笑い、話し声に、生きる力をいただきました。先生方の教育の賜と大感激でした。一句読みました。御笑覧いただければ・・・と」
楊箸さんは、彩の国保育園のすぐ近くにお住まいになっていらっしゃる方で、七夕の時には毎年竹を下さり、彩の国保育園の子ども達のことをいつも気に掛けてくださっています。お歳は卒寿を迎えましたが、日本舞踊を舞う御姿には、気品と気丈さが感じられます。「大和撫子」とはこのような女性のことを言うのでしょうか。歳を重ねて得た豊かな経験や知恵、そして温厚で慈悲深いお人柄の楊箸さんの様な方が、子ども達に関わってくださることは、本当にありがたいことです。核家族化やコミュニティの崩壊により、世代間の関わりが希薄な状況の中で、子ども達の成長を見守る大人の目が乏しく、社会の中で大切に育てられた記憶がないまま今の子ども達は大人になって行きます。楊箸さんのような人が子ども達には必要です。「生きる力」をいただいたのは、楊箸さんばかりではなく、子ども達もいただいたと言えるでしょう。
今年一年を振り返ると、楊箸さんの他にも、手品を見せてくれた太田さん、読み聞かせの大内さん、「桜前線お話の国」の生田先生と友部さん、戦争の話を聞かせてくれた阿部さん他4名のボランティアの方々、お琴の笹井先生はじめ3名の奏者の方々など大勢の人々が、彩の国保育園の子ども達と関わって下さいました。これからも、手本となり尊敬に値する大人達に出会い見守られて、すくすくと育って欲しいと強く願う年の瀬です。
私も下手ながらお礼の気持ちを込めて、一句読んで楊箸さんに返しました。
返歌 「生きる力 互いに感じる 扇の(まい)

No152.平成27年11月号 「第10回運動会を終えて」

保育園の運動会競技には、発表競技と親子競技の二種類がありますが、何と言っても花形競技は、ダンスやリレーなどの、練習を重ねてその成果を観てもらう発表競技だと思っておりましたが、今年の運動会が終わって感じたことは、親子競技も無くてはならない大切な競技なんだなと実感しました。と言いますのは、バンビ組の「動物さんにへーんしん」でのことですが、競技として時間がかかりすぎ、子ども達が飽きてしまうかなと心配して見ていました。子に服を着せお面をつけてあげ、次に親も服を着てお面をかぶるにはけっこう時間がかかる上に、2組そろってのポーズ、そしてコアラポーズやペンギンポーズでのゴールとなると、ゆうに一回で5分はかかりましたが、こちらの心配とは裏腹に、いっぱい時間をかけた分子ども達は大満足の笑顔でした。親子のふれ合いの喜びが、保育園の運動会の楽しい記憶と重なって子ども達の中に残るとすれば、一番大切にしたい競技なのかも知れません。(4組でスタートすれば待ち時間が短縮され、もっと良かったと思いますが)バンビ組ばかりではなく、大きな鍋の周りに集まったヒヨコさんの笑顔も、デカパンをはいて親子で駆け抜けたパンダさんの笑顔も、親子競技の大切さの証なのでしょう。
一方、今年の発表競技は、10回目を迎え、回を重ねて積み上げてきた先生達の力量が感じられるアイデアと工夫が満載の仕上がりだったと自負しております。カビるんるんを楽しそうに拾うヒヨコさん、先生と一緒にユニークな動物表現を楽しんだバンビさん、ライリーの5つの感情を巧みに皆で一体となって表現したパンダさん、扇子と鳴子でさすが年長さんと言われる迫力の座頭市、大いに盛り上がったリレー、どれもひとりひとりの子ども達の姿が目に焼き着いています。また、今年で最後の運動会となる年長さんの、競技手伝いをする成長した姿も忘れられません。
保護者の皆様には、お忙しい中ご参加頂き、熱い声援と拍手で子供達にエールを送って下さり、本当にありがとうございました。お子様の運動会今日一の可愛い表情や仕草、今日一のかっこいいポーズは見つかりましたか?たとえ眠たくて泣いたり、親と離れられず泣いたり、上手に演技できなかったり、参加できなかった子も、かわいい仕草や行動が必ずあったはずです。子供の気持ちを理解し、そして来年の成長を楽しみに待つ気持を込めて、運動会を親子で振り返り成長の糧として下されば幸いです。

No151.平成27年10月号 「戦後100年も平和な日本で」

保育士という立場から子供達に、戦争の恐ろしさと平和の大切さをどうやって教えることが相応しいのか、戦後70年の節目に、一つの試みとして、先生達一人ひとりが自分のことばと絵で戦争についての『1ページ絵本』を作ってみました。各クラスに掲示したものを保護者の皆様もご覧下さったことと思いますが、自分達の先生が書いた絵本を見て、子ども達は私達の思いを少しでも感じ取ってくれたでしょうか?絵本や紙芝居の読み聞かせや戦争童話のDVD鑑賞も行いましたが、子ども達の心にそれらの種が一粒でも根付いてくれたらと願っています。戦後70年間、日本は平和を維持してきましたが、地球のどこかでは、いつも絶えることなく戦争が行われて大勢の子供達が犠牲になってきました。日本がもし戦争に巻き込まれたら、日本の、私達の子供達の命の保証はありません。どうかそんなことにならないように、戦争で亡くなった人々やその遺族の悲しみに思いを馳せると共に、70年間平和を守るために力を尽くしてきた人々の成果を踏襲し、この先、戦後80年、90年、100年と平和な日本を実現する為に、一人一人ができることをしていきましょう!先生達も「平和ってなんだろう」と一生懸命考えました。そして、雑誌「母の友」の原稿募集に投稿しました。「わたしの平和」という題で、それぞれの平和について書きましたが、もし掲載されて多くの人に読んでもらえたら、ちょっとは世の中の役に立てるでしょうか・・・

No150.平成27年9月号 「虫は友達」

今年のパンダ組の男子達は虫が好きな子が多く、春の頃は、ダンゴ虫やアリ、初夏になるとゴミムシ(なぜか子ども達はカメムシと呼んでいる)やイモ虫、近頃はバッタやカマキリ探しに夢中です。園の周りもだんだん草地がなくなり、子ども達の目に触れる虫の、種類も個数そのものも少なくなってしまいました。私達大人にとっては、虫取り網を持って野原を駆け回った時代を懐かしむばかりですが、子ども達は恵まれない環境の中でも、身の回りにいる小さな虫たちを探し当てては、大喜びしています。昨日は「カマキリがいた!」と、今日は「ショウリョウバッタがいた!」と報告に来て、捕獲にかり出されました。カマキリは残念ながら行方不明でしたが、今日は、特大のショウリョウバッタがみんなの虫かごの中に納まりました。昆虫図鑑を持ちだす子、エサになる草を採ってくる子、20人くらい集まってきて、その中にはバンビ組やヒヨコ組のちびちゃん達もいました。
そんな中で、バンビ組のIちゃんは虫愛でる姫君よろしく、一度はゴミ虫を、次は幼虫を自分で捕まえて得意顔で見せに来ました。小さいのに、怖がらずによく捕まえてきたものです。「よく捕まえて来たね。可愛い虫だね。」と褒めてあげました。自分の目で見、自分の手で触れるとどんな生き物も可愛いと思うものです。生きとし生けるもの子ども達にとってはみんな友達です。「キャー、気持ち悪い!!」「持ってこないでー!!」などど言わないで、虫が苦手なママ達も、少し我慢して一緒に遊んであげてくださいね。
 自然は何物にも代えがたい子どもの先生です。小さな虫一匹からでも、子どもは多くの大切なことを学ぶのですから。

No149.平成27年8月号 「『彩の国図書館』開設」

絵本についてあれこれ考えてみようと始まった取り組みの一つとして、7月19日に『彩の国図書館』が玄関ロビーの壁面にオープンしました。第1回目は、「思い出の絵本」と題して、子供の頃に読んでもらった絵本の中で最も印象に残る一冊を取り上げ、先生達ひとりひとりが、絵と文章で綴ったものを書架風に展示しました。取り上げた一冊を通してその先生の子供の頃が、見えてくるような気がします。「○○先生が読んだ絵本だから私も読んでみたい。」とか、「うちの子にはこの本が合いそう。」などとこのコーナーから絵本を読む機会が増えてくれることを期待しています。今後、一週間ごとに各クラスを巡回しますので、ぜひじっくりとご覧ください。
さて、次月の企画ですが、戦後70年を迎える8月ですので、「戦争についてのお話」をテーマに展示をする予定です。それに先だって、毎月一回行っている大内さんの読み聞かせも、「火垂るの墓」の作者野坂昭如の戦争童話集から「焼跡の、お菓子の木」など戦争のお話を読んで下さいます。特別出演の三人の話し手の方々にもお越し頂き、8月6日パンダ組で行います。保護者の皆様の参加も歓迎いたします。「戦争体験者は、みんな辛い体験を話したくないんです。でも今話さないといけない。」と大内さんは言います。今の子ども達にも私達が享受してきた平和をしっかりとバトンタッチしなければと強く思う今年の夏、先生達みんなで考えてみたいと思います。「平和ってなんだろう」と!

No148.平成27年7月号 「今だからこそ絵本を」

テレビ、ビデオ、パソコン、スマホ....電気・電子機器の映像や情報に囲まれている現在の生活環境の中では、あまり良くないと思いながらも、ついつい長い時間テレビやビデオを見せてしまったり、スマホをおもちゃ代わりに与えてしまっていることがあるかと思います。
一方通行のメディアに遊び相手をさせることは、月齢が低い程、悪影響があると言われています。アイコンタクト、生の親の声、スキンシップによって、子どもの言葉は育まれ、感性や人間性が培われます。テレビやビデオにはないこれら大切な要素が3つとも絵本を読んであげることには備わっています。たった1冊の絵本を手に取り、ほんの数分読んで聞かせてあげることで、親と子の理想的なコミュニケーションが成り立ちます。仕事や家事に追われる忙しい毎日ですが、寝る前にお膝に抱っこして、または、布団に入って絵本を読んであげてはいかがでしょうか。「〇〇しなさい。」の命令型ママ用語ではない、子どもが喜ぶ魔法の言葉が絵本の中にはちりばめられています。絵本の中にある世界は現実ではありませんが、将来の夢を育み、明日を生きる力を与えてくれるはずです。
保育園でも、月刊絵本を毎日読む取り組みをしています。その他、読み聞かせや絵本講習会の開催、絵本公演の紹介など、色々進めて参りましたが、今後も皆様からのご要望、ご発案を頂きまして、実りあるものにしていきたいと思っております。

No147.平成27年6月号 「子どもの遊びは知恵の宝庫」

季節外れの台風6号の風が吹き荒れて、園庭の桃の葉っぱが木の下一面に散り積もった日の翌日、ほうきで掃き集めようと思っていたところ、パンダ組の女の子達の発案で、ゴミとなる運命だった桃の葉っぱが意外な遊びの材料に役立ちました。その遊びとは何かというと、桃の葉っぱからお茶っぱを作るという、子どもでなければ考え付かないようなユニークな遊びです。砂場の囲いの上に拾い集めた桃の葉っぱを乗せて石でトントン叩くと、お茶っ葉が出来上がるという仕組みです。「せんせーい、お茶っぱができたよ」と嬉しそうに持ってきたMちゃんとAちゃん。においをかがせてくれましたが、なんと本当にお茶の香りがしました。面白そうだな、とみんな集まってきて、いつの間にかバンビ組さん達も仲間入り。大量に製造されたお茶っぱを袋分けしてお家に持ち帰ることになり、中には500gパックを持ち帰った子もいました。ちょうどそこにお迎えに来たMちゃんのパパにこの話をすると、お家で摘んだ本物の茶葉を持ってきてくれるということになりました。そして次の日、子ども達は、本物の茶葉を使って、本物のお茶っぱ作りをすることになったのです。新茶の季節、メイドイン彩の国の新茶は、果たしてどんなお味に仕上がるのでしょうか?乞うご期待!! ※お茶っぱの作り方※ 茶色くならないように茶葉を10分程蒸したものを、熱いうちに手で摘み、一週間程干す。蒸さずに30秒ほど、煮てもよいし、また、天日干ししなくてもフライパンでから炒めして水分を飛ばして仕上げることもできる。

No146.平成27年5月号 「共に歩む保育~新たな試み~」

新入園児も、進級園児も、今年は見事に咲き誇った桃の花に見守られて、一つ大きくなった喜びを胸に新しい一年のスタートを切りました。子どもの成長は早いもので、この一か月の間にも、子ども達はどんどん大きくなっています。子どもに負けないように、新担任の先生達も頑張っています。
今年度の大きな目標は3つあります。
「目標を決めて諦めずに続けて取り組むこと」
「ことばを話す力を伸ばし、自分で考えて行動すること」
「近隣の人との交流を深めたり、ボランティア活動にも関心をもつこと」
流動する社会の中で、自分を見失わないで生きていける力とは何かを想定して保育に取り組んでいきたいと思っています。彩の国保育園も今年で13年目を迎えますが、その間巣立っていった卒園児の活躍や、そのご父兄の子育て経験なども私達の保育指針として役立たせていただきながら、今年度の保育にまい進してまいりたいと思っております。
彩の国保育園では、保護者の方々には、毎年、様々な年間行事、親子行事を通して子ども達の成長をご覧いただいておりますが、日々の保育の様子もご覧頂きたいと、今年は、新たに初めての試みとして、英会話、学研、リトミックの保育参観を企画しました。ご自分のお子様のクラスでなくてもご覧いただけますので、他のクラスの様子もよく分かると思います。ぜひ、ふるってご参加いただき、園児達の日常をご覧ください!
また、創立当初から続けておりました、水戸の名所である偕楽園の梅落とし見学をして梅干し作り、その梅干しを入れてのおにぎり作り、という彩の国保育園の年間を通しての行事を、今年は全クラスに、そして、保護者の皆様にも一緒に楽しんでいただきたいと考え、春の親子遠足は、今年度は新たに偕楽園で行います。新たな親子遠足を、親子で、お友達とで、お楽しみください!
 

No145.平成27年4月号 「卒園生Mちゃんのように」

6年前、彩の国保育園を卒園したMちゃんが小学校の卒業式の帰りに、ご両親と一緒にその姿を見せに保育園に来てくれました。6年振りのMちゃんの成長した姿は、本人と分からないほど変わっていたので驚きを隠せませんでした。保育園時代の思い出話や小学校へ入学してからのご両親の苦労話など色々話しましたが、Mちゃんとご両親が手をたずさえて明るく一生懸命生きてきたことが手に取るように伝わってきて、感無量でした。Mちゃんは、歌と演劇に秀でていて、これからもその才能を伸ばしたいと色々な抱負を語ってくれました。
 保育園を忘れずに卒業証書を見せに来てくれたこともとても嬉しいことですが、卒園生が夢に向かって生き生きと歩みを進めている姿を見せてくれると、「保育士をしていてよかった」という思いに満たされます。今年も14名の卒園児が小学校へ旅立っていきました。卒園遠足では、雨にも負けず、風にも負けず、泥んこまみれになって筑波山の頂上に自力で登った子ども達です。前途にはきっと、これ以上の大雨、大風の苦難もあることでしょうが、Mちゃんのように、明るく強く前進していってくれることでしょう。

PAGE TOP