保育雑感

No.182平成30年5月号 「子供は折り紙が大好き」

子供達は折り紙を折り始めると、「もう一枚、もう一枚」と何枚でも折りたがります。子供にとって折り紙の魅力とは何なのでしょうか。
私達大人も、子供の頃に折り紙で遊んだことがないと言う人は、たぶん一人もいないことでしょう。奴さんやヒコーキ、チューリップなどはポピュラーですが、その中でも、鶴は、世代を問わず、日本人なら誰も一度は折った事があるに違いありません。折り鶴は、日本だけでなく、今や世界平和の象徴として海外でも注目されています。
さて、折り紙の起源ですが、七世紀に神事や儀式に用いられた事に始まりますが、江戸時代になり庶民の遊びとして広まり、明治以降、幼児教育に取り入れられ、子供文化として親しまれるようになりました。現在では、「origami」として、世界中の人に愛され、芸術作品を生み出すほどの進化を遂げています。
このように、世代を問わず世界中の老若男女を魅了する折り紙ですが、子供達にとっては、折り紙の何が面白いのでしょうか?夢中になっている子供達を観察してみると、いくつかその理由が見えてきます。
キーワードは、
①たくさん ②カラフル ③変化 ④何度でも ⑤増えるでしょうか。沢山ある中から選べる楽しさ、好みの色を選べる喜び、折るたびに形を変える面白さ、「もう
1回!」という欲求が何度でも満たされ、そして、最後は出来上がった自作作品を沢山集めて充実感に浸ることが出来ます。現在人気のDYIの幼児版とも言えるでしょうか。

一方、与える方にとっては、指先を使い、創造力を促す折り紙は、教育的意義も高いと言えます。また、大人にとっても、老化防止に役立つこと受け合いです。「いつでも、どこでも、だれでも」楽しめる折り紙は、これからも世界中にどんどん広がりその可能性をどんどん発揮して世界文化と呼べるようになることでしょう。 

No.181平成30年4月号 「煮干し」

卒園式の2日前、卒園生のA君が、ご両親と一緒に、高校入学の報告に園を訪れました。A君は、平成21年に彩の国保育園を卒園しましたが、その時の身長が110㎝ほどでしたから、私の目の前に現れた姿は、上を見上げると、はるか遠くに顔があると感じるほど背が高くなっていて、その変貌ぶりにビックリ仰天しました。聞けば、身長187㎝とのこと。中学時代から、野球部に入り、甲子園に出場する高校球児を目指してきたA君ですが、何を食べてそんなに背が伸びたのかと問うと、母親から「保育園のおやつに毎日煮干しを食べていたお陰です。」という意外な答えが返ってきました。A君の父親も骨太で背が高いので遺伝的要因は大きいのでしょうが、その父親より更に高い分は、後天的要因と考えれば、「煮干し」も確かに役に立っているのかもしれません。私はその一言が、成長した姿を見せに来てくれた喜びにプラスされ、A君と二人で撮った写真の顔には、二倍の喜びが溢れています。
2日後の卒園式では、8名の卒園児とA君が重なり、一人一人の高校生姿を思い浮かべながら、「伸びろ、伸びろ、天まで伸びて、大きくなれ!」と祈り、送りだしました。
いつの頃からか、おやつに煮干しを出さなくなりなしたが、「煮干し」の力を信じて、またおやつに出そうと思います。その効果を実証してくれる卒園生が、訪ねてくれる日を期待して・・・。

No.180平成30年3月号 「親と保育士の願いは、子の健康と成長」

2月の節分集会には、大勢の保護者の皆様にご参加頂き、ありがとうございました。また、特技披露や仮装で会を盛り上げて下さった保護者の方々にも厚く感謝申し上げます。
従来、園での節分行事は、子供たちだけで、豆まきをしていましたが、今年は初めて親子参加行事として開催することになりました。立春を祝い、子供の無病息災を願う節分にちなんで、保護者の皆様と共に、昨年一年間の子供達の成長を確かめ、この先一年の健康と成長を願うことを主旨として開催致しました。第1部の各クラス発表は、一年間継続して取り組んできた活動のひとつを見て頂きました。パンダ組はピアニカと音楽リズム、バンビ組は劇遊び、ヒヨコ組は手作り楽器を用いたリズム遊びと絵本による言葉遊びを発表に取り上げました。初めての取り組みで、試行錯誤を重ねながら一歩ずつ前に進んできましたが、継続することで得られたものは、子供達の血となり肉となっていると感じています。パンダ組の子供達は、根気や意欲、そして向上心を、バンビ組の子供達は劇遊びを通して社会の入口を知り、つもり行動を重ねて世界観を広げてきました。ヒヨコ組の子供達は、手作り楽器で色々な音に触れ、聞き分ける力を養い、絵本でことばの面白さを知りました。次の一年を生きる栄養や力を蓄えてくれたと信じています。第2部では、「鬼は外、福は内」を戸外で盛大に行う計画を立てていましたが、天候に阻まれてしまい、とても残念でした。しかし、室内では、親、子、先生が、一同に会し、今までにない一体感を感じながら、特技を見て、驚き、笑い、仮装のキャラクターに感心、感動、お菓子をもらう子供達の喜びの笑顔、大人も童心に帰り、子供達と一緒に楽しい一時を過ごすことができました。会場の狭さや進行等、色々不備なこともあり、改善点は多々ありましたが、保護者の皆様の温かいご支援により、素敵な会になった事、心より感謝申し上げます。保護者の皆様のお力をお借りすることで、子供達の笑顔や喜ぶ姿をいっぱい見る事が出来ました。本当にありがとうございました。私たち保育士にとっても、次年度に繋がる貴重な体験となりました。来年度は、私たち自身も向上心を持ち、更に、保育の質を高めるよう努めて参りたいと思います。
 

No.179平成30年2月号 「日本文化と鬼」

「一月急ぎ足、二月逃げ足、三月勇み足」という言葉がありますが、これは、年が明けたと思うとあっという間に1月~3月は過ぎてしまうという意味です。確かに、保育園でもお正月の雰囲気が一転して、節分ムードに早変わり。「♪鬼は外、福は内~」「♪鬼のパンツは良いパンツ~」と元気な歌声が響き、鬼のお面や豆を入れる升作りなど節分の準備が進んでいます。
節分の豆まきは、日本古来の行事として、地域や家庭の中で受け継がれており、老若男女が楽しめる大衆文化と言ってもよいのではないでしょうか。
元来、日本文化と鬼は、深い関係があり、現代の私達の生活の中にも、鬼はしっかりと根付いています。それもそのはず、昔話や地域の祭事には、怖い鬼、優しい鬼、ユーモラスな鬼など様々な鬼が登場し、小さいうちから子供達は鬼に恐れを抱いたり、泣かされたり、笑わされたりして、育ってきている訳ですから。一年間の無病息災を願い、鬼を追い払う節分の豆まきは、日本各地の神社やお寺で節分会又は節分祭として、毎年盛大に行われています。人気力士が招かれる成田山新勝寺や、力道山のお墓がある由縁で、プロレスラーが招かれる池上本門寺がよく知られています。
保育園でも、今年は、「ア○○○○ン」を始め、子供達が大喜びしそうなお客様を多勢呼んで、保護者の皆様と一緒に節分祭を楽しむ企画をしています。
また、各クラスがこの一年間継続的に取り組んできた活動の発表会も行います。今までの一年間の成長を喜び、これからの一年間の成長を祈願する行事として、年間行事の中に、取り入れていく予定です。平日の開催となり、お忙しいこととは思いますが、子供達と一緒に楽しい催しに致しましょう。

No.178平成30年1月号 「絵本で一年を振り返り、絵本で新年を迎える」

平成29年もあと数日を残すのみ、平成30年がそこまで来ています。この一年を振り返って、皆様はどんな一年だったでしょうか。
彩の国保育園の一年も、色々なことがありましたが、中でも、素晴らしい出来事は、彩の国図書館で本を借りてくれる人が増えたことです。
ボランティアの方々による絵本の読み聞かせを長年続けてきましたが、年を重ねるごとに子供達は絵本に集中するようになってきました。
一方、各クラスで、毎日、月刊絵本を読む時間を設けていることも、絵本を読む習慣に繋がっているかと思われます。また、図書係の先生達が、もっと絵本を好きになってもらい、図書館に足を運んでもらおうと、色々な工夫をしていることも、一役かっていると思われます。
更に、お忙しいにも関わらず、お子様が「本を借りたい」と言うと、一緒に図書館へ入り、本を選んだり、感想を書いたり、保護者の皆様のご協力も、絵本の貸し出し冊数の増加に繋がっていることと思います。
幼児期は、お父さん、お母さんと一緒に絵本を読むことが大切だと言われています。絵本は言葉や知識を学ぶためだけのものではなく、親と子の愛情を育むことも出来ます。夜、布団に入って読んでもらった絵本は、母親の温かさと共に、ず-っと心に残るものです。
ところで、お子様と読んだ絵本の中で、今年一番のお気に入りの絵本は何でしたでしょうか?ちなみに、貸し出しNo1.絵本は「おしり探偵」でした!
参考までに、世間の絵本売上年間ランキング一位は、「えんとつ町のプぺル」、年間ベストセラーNo1.は「90歳、何がめでたい」でした。
興味がある方は、お正月に是非読んでみて下さい。「一年の計は元旦にあり」平成30年の読書計画も立ててみてはいかがでしょうか。

No.177平成29年12月号 「Xマスの光と陰」

今年も残すところあと一か月余りとなり、保育園の行事もXマス会を残すのみとなりました。この前の日曜日には、年長さんに手伝ってもらいXマスツリーを出して飾り付けをしました。各クラスでも、Xマス会に向けて、楽しい計画を練っているところです。皆様のお家でも、Xマスツリーを飾りましたか?まだならば、12月7日にやってみてはいかがでしょうか。その日は、「Xマスツリーの日」だそうです。明治19年、日本で初めてXマスツリーがお目見えした記念日です。第1号のXマスツリーは、どんなだったのか見て見たいものです。今のツリーとはだいぶ違うのでしょうね。
ところで、Xマスといえば、思い浮かぶ絵本にアンデルセンの「マッチ売りの少女」があります。皆様もご存知でしょうが悲しいお話です。楽しいXマスだからこそ強く印象に残っていますが、貧困と死を描いた絵本を、好んで子どもに読んであげようと思う親は、今の時代にはあまりいないでしょう。子供達が大人になった時、Xマスに「マッチ売りの少女」を思い出すことはないかも知れません。アンデルセンが書いた童話には、他にも「みにくいアヒルの子」「人魚姫」「裸の王様」「絵のない絵本」など名作ぞろいです。彼は、自分の様々な人生経験で得た教訓を、童話という形にして、子供達にも分かりやすく伝える作品を残しました。作品の文中から、その物語の教訓と思われる文章を拾ってみます。
「みにくいアヒルの子」には、「自分がみにくいアヒルだと思っていた頃は、こんな沢山の幸せがあるなんて、思ってもみなかった。」
と言う一文があります。
「人魚姫」には、
「人間は、ほとんど常に感情の色めがねを通して世界を見るもので、そのレンズの色次第で、外界は暗黒にも深紅色にも見えるのです。」とあります。
教訓が分かりやすい作品は、未だに人気があるようです。「マッチ売りの少女」を描いた作者の意図を知るために、もう一度深く作品を掘り下げて読んでみたいと思います。「貧困」や「死」というテーマは人間の永遠のテーマと言えますし、子供の頃に読んでもらった絵本はずっと心に残り、大人になって生きる力になることもあるのですから。

最後にアンデルセンの名言を1つご紹介します。
「すべての人間の一生は、神の手によって書かれた童話にすぎない。」

No.176平成29年11月号 「雨の日の運動会」

10月といえば、例年であれば晴れの日が多い月なので、1010日の体育の日前後に運動会を予定している所は少なくありません。
天気出現率という気象データーは10/910/31までは晴れマークがずっと続いています。1964年の東京オリンピックの開会式の日にちを決める時にも、晴れる確率が高い10/1510/10が候補に挙がり、土曜日だった10日に決定されたいきさつがありました。以後、体育の日として2000年まで祝日となり、晴れる特異日として広く認識されるようになりましたが、正確に言うと1010日は、特異日ではなく、113日(文化の日)が正真正銘の晴れの特異日とのことです。話が脱線してしまいましたが、そんな訳で1013日の運動会は、晴天の秋空の下で、行われるはずだったのです。
ところが、近年の異常気象のせいか気象データーに異変が生じ、13日の前後は連日雨予報。できないかもしれないという不安は当日の朝まで続きましたが、何とか大量の水たまりを汲み出し、開催にこぎつけたものの、入場行進が始まると同時に、またしても、無情の雨が子供達の頭上に落ちてきました。
途中打ち切らざるを得ないと弱気になっていましたが、そんな大人達を尻目に、子供達のパワーはいつもと変わらないというよりは、それ以上でした。雨をものともせず、演技に集中する子供達の姿に励まされながら、とうとうすべての演目を予定通りこなし、雨の日の運動会は無事終了しました。
私達大人は、子供を導く存在ですが、逆に、子供に教えられることは、多々あります。今回も、子供達の運動会をやりたいという一途な思いと、運動会を楽しむ天真爛漫な笑顔が、私達を導いてくれました。親として、保育士として「子供に学ぶ」謙虚な姿勢を忘れない様にしたいものです。
蛇足ですが、2020年東京オリンピックの開会式は724日(金)です。その年の1012日(月)の体育の日をスライドして、この年だけ開会式の日を祝日にする案が出ているそうですが、いかがなものでしょうか?

No.175平成29年10月号 「ちびっこアスリート、記録に挑戦」

9月9日は、今ではほとんど忘れさられていますが、「重陽の節句」です。
「菊の節句」とも言われ不老長寿や繁栄を願う行事として、昔からお祝いされてきた五節句の一つです。9(陽数)が重なるので、重陽と言われますが、今年の9月9日はもう一つ9が重なり、日本中が大喜びしました。それは、日本陸上界待望の男子100m9秒台が、桐生選手によって、打ち立てられた日となったからです。世界初の9秒台から遅れること約半世紀、日本記録の更新は19年ぶりですから、長かった「10秒の壁」をやっと破った、一大快挙です。

スポーツの世界は、常に記録との戦いであり、記録の限界を目指して、後から後から記録が塗り替えられていきますが、今、彩の国保育園でも、ちびっこアスリート達によって、日々、記録の更新がなされています。運動会を間近に控え、子供達の間でなわとび熱が高まっていて、なわとびを跳ぶ回数の記録が、日々更新されています。10回跳んだ子は、「今度は、20回跳ぶ」、100回跳んだ子は、「次は、200回跳びたい」と、自己目標を掲げて、なわとびに夢中になっています。中には「無限に跳びたい」と言い出す子まで・・・今日も、昨日435回跳んだばかりの子が、515回跳んで、一日で記録を更新しました。子供の気力や体力は、大人顔負けです。
現在、最高記録は、696回ですが、700回、800回、900回、そして、1000回の大台にのる日もそう遠くはないでしょう。ちなみに、男子100mの限界予知値は9秒48と言われていますが、果たして、子供達の縄跳び回数限界予知値は?子供達に聞けば、無限と言うに違いありません。

No.174平成29年9月号 「ダンゴ虫さんどこへ行ったの?」

今年の夏、彩の国保育園に遊びに来た虫は、とても少なく、私が見かけた限りの種類と数を数えてみると、“カナブン3匹、アゲハ3匹、モンシロチョウ6匹、てんとうむし6匹、バッタ1匹、カミキリムシ2匹、トンボ15匹”です。桃の木の下にクローバー畑を作ったかいもなく、例年に比べて、昆虫が少ない淋しい夏です。かれこれ2,30年前から徐々に減ってきた昆虫ですが、ダンゴ虫だけはいつでもいっぱいいたのに、今年はとうとうダンゴ虫まで少なくなってしまいました。先日、子供達がダンゴ虫の家を作ったので、ダンゴ虫を探すことになりました。
駐車場のフェンス添い、ヒヨコ組の脇のスペース、玄関脇の庭の石下など、くまなく探しましたが、見つかったのはたった一匹。一体どこに行ってしまったのでしょう。いなくなってみると、ダンゴ虫が更に愛おしく感じられます。昆虫の減少を食い止めようと、海外では、インセクトホテルが作られていると以前紹介しましたが、東京にも、「生物多様性」をテーマにした庭が、森ビルにあるようです。また、今年話題になった
GINZASIXの空中庭園には多種類の植物が植えられていて、銀座の空に虫がいっぱい飛び交う日がくるかもしれません。最近では、個人の庭に作るバグホテルも注目されています。クローバー畑の中に、廃材のボードで、枠を作り、その隙間に、薪、わら、コルク、小枝や松ぼっくりを詰めて、バグホテルを作ったら、ダンゴ虫さんも泊まりに来てくれるでしょうか・・・・?

No.173平成29年8月号 「継続は遊びなり」                                    

七夕発表会が7月7日、20名ほどの保護者の参加のもと、賑やかに行われました。
本年度は初めて、全クラスが発表を行いました。ヒヨコ組はしまじろうの曲でダンスを披露し、
バンビ組は歌とダンス、パンダ組はキラキラ星の合奏を発表しました。新しいクラスになって、先生やお友達とも馴染み、ようやくクラスとしてのまとまりが出てくるこの時期の発表だったにしては、子供達は良く頑張ったと思います。
保護者の方々からも、子供の成長が見られたという声が聞かれました。
お父さんやお母さんの顔を見ると、ヒヨコやバンビ
の中には大泣きして、普段通りに踊ったり、歌ったりできなくなってしまった子もいましたが、それも、成長には欠かせない良い経験だったと思います。
本年度は、「日々の積み重ね」を目標に掲げて、活動の継続を重視していますが、ピアニカもそのひとつです。ピアニカを縦にして弾く奏法を新しく取り入れたので、なかなか定着するまでには時間がかかりましたが、見事にマスターしました。また、年中さんが、初めてピアニカ演奏に挑戦し、年長さんとの共演を果たしたのも、継続の力に因るところが大きいと思われます。
しかし、継続といっても、色々なことを遊びから学んでいくのが子供ですから、その本性をないがしろにしては本末転倒になりかねません。子供の興味関心を引き出し、意欲を高めるには、一工夫も二工夫も必要です。大人が『継続は力なり』なら、子供は『継続は遊びなり』と言えるでしょうか。どのクラスも今年は、長期的な見通しを立てて、活動に臨んでいますが、これから、子供達はどのような継続的遊びを展開していくのでしょうか?七夕発表を見て、期待が高まりました。

No.172平成29年7月号 「人間も虫や花と同じ生き物」

「ファーブル昆虫記」と言えば、知らない人はいないと思いますが、「日本のファーブル」と呼ばれる熊田千佳慕(くまだちかぼ)の絵本を読んだことがある方は、あまりいらっしゃらないのではないでしょうか。彼の描く虫たちは「クマダの絵は生きている」と世界でも高い評価を受けています。どんな腕のいい写真家が撮映した虫よりも本物らしく、というより、今にも絵本から飛び出してきそうな本物そのものといった感じです。彼の自然観察は人並みはずれた観察法で、3時間でも4時間でも納得がいくまで、虫や草花を眺めて、草原に這いつくばっているので、行き倒れの老人と間違えられることも、しばしばあったということです。特に絵本作家になってからは、小さい子供達に見せる絵に嘘があってはいけないと、「見て、見つめて、見極める」ことを心掛け、その結果「私は虫であり、虫は私である」「私は花であり、花は私である」という境地にまで行きつきました。
99歳で亡くなるまで、毎日虫や花と遊び、小さな命の美しさを筆一本で表現し続けました。命や自然の大切さを子供達に伝えたい、お母さんたちに知ってもらいたいという一心から、描き続けたそうです。自然を知らずに大人になる時代に警鐘を鳴らし続けたとも言えます。
「自然は美しいから美しいのではなく愛するから美しいのです。」という彼の言葉からは、人間らしく生きるために、自然を大切にしなさいというメッセージが伝わってきます。
7月の新刊として図書室に備えますので、是非借りていただきたいと思います。お家でお子様と一緒に、虫の可愛さ、草花の美しさをご堪能いただき、自然を大切にする気持ちを育んでいただければと思います。

No.171平成29年6月号 「歴史が築き上げた日本文化の魅力 ~初夏に舞う艶やかな着物姿と雅な琴の音~」

彩の国保育園の北側には、住宅街が広がっており、その住民の中には、保育園を支えて下さっている方々が何人もいらっしゃいます。
本日「お琴と日本舞踊を観る会」で演技を披露して下さったのもこの地域にお住いの方々です。この一画は、低層住居地域に指定されている為、一階住宅が多く、良好な住環境で、県庁が建つ前からある、昭和の匂がする古き良き住宅街です。住人は、子育てを終えた高齢の方が多く、人生経験豊かで、教養、知識にも富み、社会的活動にも熱心な方々です。
“子供は社会の宝”と言って、地域が子育てを荷った世代の方々なので、保育園に対する理解もあり、協力的で、子供達に色々な体験を提供して下さいます。
今日の催しは、今の子供達にはほとんど馴染みのない、日本古来のお琴と日本舞踊という事で、子供達は興味津々でした。聞き慣れない琴の調べ、見慣れない艶やかな着物姿の優雅な舞いに、子供達も見とれていました。“さくらさくら”の曲が流れると「♪さくら~さくら~」と一緒に口ずさむ子、クルクル回る傘をじっと見つめる子、日本的文化を知る貴重な体験となりました。舞踊の後は、お琴の伴奏で子供達が歌う番。初めてお琴に合わせて歌いました。
子供達の元気な歌声にお琴の先生は、お顔がパァ-ッと明るくなりました。“こいのぼり”“めだかのがっこう”等、代々受け継がれてきた日本の歌が、世代を越えて、両者を繋いでくれたひと時でした。
最後に、本物のお琴に手で触れさせて下さいました。今日の体験が、子供達の心と体の中に記憶されていづれ日本文化の理解に役立ってくれることを願います。

No.170平成29年5月号 「園庭の穴」

園庭のあちこちに大きい穴や小さい穴が点在していて、雨が降った後は、水たまりができるので、その穴の所在がはっきりわかるのですが、最近穴が増えてきています。この大小の穴たちは、子供達のしわざです。このままいくと、園庭が穴ぼこだらけになりかねないので、穴を掘っている所を目撃すると、現場に急行して、現行犯注意をしてパトロールを強化しています。しかし、一向に子供達の穴掘りに歯止めはかかりません。というのも、子供達は穴掘りが大大大好きなんです。その理由は、穴を掘る行為そのものが面白い上に、虫を探す、黒い土を集めるという目的が重なると、どんどん穴が掘り進められて建物や総合遊具の土台が露出している深い穴も2ケ所あるほどです。「雨だれ石を穿(うが)つ」と言いますが、「子供の穴掘り家が傾く」と言っても大げさではありません。そこで、従来は砂場であるところに、砂ではなく黒土を入れて「土場」を作ってみました。子供達が、土に求めているものは、その感触と可塑性です。土を触ると「冷たくて気持ちがいい」「きめ細かくつるつるで気持ちがいい」等の心地よい刺激があります。手で丸めれば、お団子になったり、型にはめれば、プリンになったり、色々な形を作ることが出来ます。砂にはない土の特性が子供の遊びの幅を広げてくれます。2、3日前踏み固められた「土場」の土をくずして土のブロックをチョコレートに見立てて、入れ物にいっぱい集めて遊ぶ姿が見られました。これから「土場」でどんな遊びが展開されるのか見守っていきたいと思います。それに、「土場」は園庭の穴掘りに歯止めをかけてくれる存在になり得るのかも興味のある所です。果たして子供達は「土場」の中だけで穴を掘って満足してくれるものでしょうか・・・・・?

No.169平成29年4月号 「新たな保育の試みに向けて」

彩の国保育園の子ども達は、日常の縦割り保育の中で、異年齢間の関わりを数多く重ねることにより、同年齢間では学べないことを小さいうちから子ども同士の関わりを通して自然と身につけていきます。年々、子供達に変化が生まれ、色々な場面で子供達の成長が見られます。昨年は年長さんばかりでなく、バンビ組の子供達がヒヨコ組の赤ちゃんの手を繋いで遊ぶ姿も見られるようになりました。そこで、本年度は、更に異年齢間の関わりを増やし、育ち合いを高めるために、新しい活動を取り入れる事になりました。
一つは、「年長お手伝いの日」を設け、バンビ組やヒヨコ組に年長さんがお手伝いに行きます。手始めに、4/19(水)に、年長さんは、バンビ組に出かけて、バンビ組の先生の指導のもとで、バンビ組の子供達と一緒に遊びます。果たして、年長お手伝い隊には、どんな任務が課せられるのでしょうか?隊員の活躍を期待します。
もう一つの取り組みは「オープン保育」と称して、全園児が一斉に、自分の好きな遊びを選んで、クラスの壁を取り払い、混じり合って遊ぶという試みです。初回は4/26 (水)に予定しています。その日は、ヒヨコの部屋はおままごと、バンビの部屋はおえかき、パンダの部屋は新聞紙遊びを用意します。好きな所に行って誰と一緒に遊んでもかまいません。果たして、どんな関わりが生まれ、どんな遊びが見られるでしょうか。このふたつの取り組みは、様子を見ながら、回数を増やして行きたいと思っています。また、内容も工夫して、自主的、創造的な遊びが展開できるような活動にして行きたいと思います。
この他に、今年度は、各クラスで、一年間を通して、継続的に行う活動を決めて、日常的に子供の発育を見守る保育に取り組む一方、自然との関わりから学ぶ保育にも力を入れたいと思っています。昨年は、昆虫ブームが子供達の遊びの幅を広げました。図鑑を引っ張り出して、虫の名前やエサを調べたり、皆で頭を寄せ合って観察したり、虫が一匹いれば、他のオモチャはいりませんでした。自然が少ない環境のなか、お散歩を増やすなど、工夫をしてなんとか、自然を保育に取り込んで行きたいと思っています。
新しい取り組みや自然との関わりなど、アイデアや工夫を生み出す柔らかい発想が必要なので、保護者の皆様のご協力もお願いしながら、進めていきたいと思っています。

No.168平成29年3月号 「 絵本の力 」

「子どもはみんな問題児。」というタイトルの本を、絵本だより3月号に新刊として紹介しましたが、たくさんの子供達と毎日関わっている保育士には、子供の本質をついた、言い得て妙なタイトルに思え、おおいに共感を覚えます。それもそのはず、作者の中川李枝子さんは、元は保育士だったんです。しかし、このタイトルに魅かれるのは保育士ばかりではありません。バンビ組のA君のママも、書名を聞いた途端に、「素敵な題名ですね。」と目を輝かせていました。育児に翻弄する子育て真っ最中のお母さんやお父さんも、題名につられて、きっと、この本を手に取ってしまうことでしょう。
 さて、この一冊をはじめ、毎月の新刊や、卒園児等からの寄贈により冊数も徐々に増えてきた彩の国図書館ですが、貸し出しを始めてから、もうすぐ一年になります。徐々に貸し出し冊数も増えており、親子で絵本を楽しんでもらいたいという先生達の企画も軌道にのってきました。保護者の方々の感想も、子供達の借りたい気持ちを後押ししているものと思います。ネット社会の中で生きる子供達の子守役が、テレビやビデオやスマホにならないように、絵本にはもっともっと頑張ってもらいたいものです。パンダ組のT君のママは、「食事中にテレビは見ない、スマホを与えない。」という約束をして、子供との会話を増やすようにしたそうです。注意散漫による集中力の低下、感受性の低下、社会的スキルの低下等の悪影響により、子供の成長を蝕むといわれる情報機器に頼らない子育てに、絵本は、大いにその力を発揮することができます。「子どもはみんな問題児。」の中に、絵本の力を最大限に引き出す方法が書いてあります。一冊の絵本の持つ力は、その絵本を読むお母さん、お父さんの持ち味や、工夫や努力で何倍にもなります。絵本の魅力は、こんな所にもあるようです。

No.167平成29年2月号 「世界でいちばん貧しい大統領と世界でいちばんお金持ちな大統領」

今月の図書館便りでご紹介したところの、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領は、在職中大統領公邸には住まず、公用車も使わず、給料(115万円)の9割を寄付にあて、農場で庶民的な生活をしていることから「世界でいちばん貧しい大統領」と呼ばれています。しかし、彼は「私は、自分を貧しいとは思っていない。今あるもので満足しているだけなんだ。貧乏とは、無限に多くを必要とし、もっと欲しがることである。」と言っています。自宅は3部屋しかない平屋で、日常着ている服は毛玉のついたスウェットにサンダルばき、その生活ぶりは、一国の政治を動かす要職についていた人とは、とても思えません。「国を治める者の生活レベルは、その国の平均でなければならない。」という政治哲学にたがわない生活を送っています。彼の言葉や生き様は、どんなに文明が発展しても幸福感が得られず、反対に不安や不満がつのる現代社会の中で生きている私達に「大切なものはお金では買えない」と教えてくれています。幸福な人生に必要なものはお金ではないということです。お金ではないとすれば、それは何か?質素倹約を美徳として生きてきた私達日本人のDNAの中に、その答えはすでにあるのではないでしょうか。
ところで、世界中が注目する中、二十日の就任式で「世界でいちばんお金持ちな大統領」になったドナルド・トランプ大統領ですが、その総資産額は40億ドル(5000億円)とも言われ、自宅は、トランプタワー最上階の部屋数がなんと20以上もある大豪邸で、金ピカの調度品に囲まれて暮らしているそうです。そんな彼にとって、「世界でいちばん貧しい大統領」の数ある名言中の名言「お金持ちは政治家になってはいけない」と言われたら、何と答えるでしょうか。年俸40万ドル(4300万円)を受け取らないといっているトランプ氏の考えることは、一般庶民には及びもつきませんね。

No.166平成29年1月号 「お正月には、日本文化を楽しもう」

近年、お正月はハロウィンやクリスマスに比べて盛り上がりに欠け、今一つ人気が無い行事になってしまったように感じます。子供の頃、お正月が待ち遠しいほど楽しかった世代としては、寂しい限りです。そこで、お正月にちなんだ楽しめる話題をご紹介しましょう。お正月と言えば、年賀状。最近は、ディズニーやキティちゃん、ゆるキャラ等種類が増えていますが、定番は干支柄。来年は、酉ですが、宛名面のニワトリを見ると、おやじギャグ的笑いが三つ隠れています。たまごのデザインや富士山のデザインにも、細かい仕掛けがしてありお正月早々楽しませてもらえます。たった52円でお年玉くじも付いているし、郵便局はサービス精神旺盛だな~。年賀切手にも、話題が盛りだくさん。その年の干支のデザインには、日本全国各地の郷土工芸作品が選ばれているそうです。今回は倉敷はりこ(岡山県)と伊予一刀彫(愛媛県)のニワトリの作品が選ばれました。年賀はがきや切手の歴史を紐解くと、明治の文明開化以降の庶民の暮らしが反映されていて興味深いものがあります。更に、時代を遡り、室町時代の絵巻物の中に、正月に関係深い十二支が登場する物語があります。  
「十二類合戦物語」という御伽草子で、今でいうと、マンガのような娯楽的読み物です。十二支の動物達が集まる歌合せの審判をやりたかった狸が、断られたことを恨みに思い、仲間の狐烏、梟、猫、いたちを集めて、十二支に戦いを仕掛けます。夜襲や鬼に化けて脅かそうとしますが、最後は負けて、出家するというユニークで愉快なストーリーです。動物達の擬人化されたキャラの面白さは、現代でも十分通用します。この本は手に入りませんが、新しい日本昔話を探して、お子様と一緒に読むというのも、お正月の楽しい過ごし方の一つかも知れませんね。
 

No.165平成28年12月号 「“あっという間の1年”の理由とは」

今年もまた、流行語大賞にノミネートされた言葉を聞きながら、この一年を振り返る時節となりました。子供の頃は、1日が、1年がとても長かったのに、歳を取るごとに加速して時が過ぎて行くと、誰もが感じているようです。子供でも、大人でも1日は24時間、1年は365日と同じはずなのに、なぜこんなに短く感じるのでしょうか。今を生きる現代人ばかりでなく、昔の人も同じように感じていたことが、中国の詩文からも覗い知ることができます。
「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず 未だ覚めず池塘(ちとう)春草の夢 階前の梧葉(ごよう)すでに秋声」
(若者はすぐに年老いてしまい、学問は成就し難い。わずかの時間も無駄には出来ない。池のほとりで草花をめでているうちに、庭先の青々とした葉も秋色に染まってしまう。)
 古今東西、歳を重ねれば誰しもが実感するこの不可思議な現象に、答えを見い出した人がいます。フランスの心理学者ピエール・ジャネと言う人です。「人生の一時期における時間の心理的な長さは、年齢に反比例する。」と言う学説を提唱しました。例えば、6歳の子供と30歳の大人の時間は、5対1、60歳になると、10対1という計算になります。30歳の大人の1日を24時間とすると、6歳の子供は1日120時間、60歳の大人の1日を24時間とすると、子供は1日240時間にもなります。子供の1日は、なんて長いのでしょう!!そういえば、子供の頃、夕方日が暮れるまで遊んで家に帰ってくると「今日もいっぱい遊んだなー」と満ち足りた気持ちになったものでした。「早くしなさい!」と急かす大人を尻目に、子供達は有り余る時間のなかで、ゆったり、のんびり1日を楽しく過ごしているのも、頷けます。1年があっという間に過ぎるのも、子供の1年365日を基準に考えると、30歳は1年73日、60歳は1年36、5日ですから、短いわけです。「もう、お正月が来た」と感じる大人と「早く来い来いお正月」と待ち焦がれる子供は、全く異なる時間を生きているからなんですね。わかったようなわからないような・・・。

第16回子ども達に贈る小さな音楽会 保護者からのご感想

保護者の皆様にご協力いただき、無事音楽会を終えることが出来ました。
昨年と時期が変わり、暑い中での練習でしたが、子供達も保護者の方に良い劇を見せたい!!という一心で頑張りました!(^^)!
今年は、新しい取り組みとして、保護者の方に一緒にステージに上がって頂くために、リハーサルから親子一緒に参加していただいたり、当日は客席参加型の劇にご参加いただき、保護者の皆様がいなければ完成しなかった音楽会でした(*^_^*)
本当にありがとうございました。
子供達や私達職員への頑張りを心温まるお言葉でお褒め下さり、これから保育へ活かせるアドバイスをいただいたり、色々な視点で楽しく感想を読ませていただきました。
当日沢山の方にご来園頂いた反面、至らない部分もございましたが、今後の課題として当園でも改善していきます。

いただいたご感想は、各クラス、ご兄弟でクラスが異なるご家庭に分け、掲載せさせていただきましたのでご覧ください。

感  想

*ヒヨコ組*
“とても楽しく拝見しました。我が子は座っているだけでしたが、泣かずに座っていられるだけでも成長を感じました。また、バンビ・パンダの子達は、それぞれ出来ることに合わせてしっかり練習したんだなというのがとても良く伝わってきました。今年のような音楽会は今年が最後だということで、少し来年が残念な気もしますが、また新しい形を楽しみにしたいと思います。先生方、皆様お疲れ様でした。”
 
“音楽会とても楽しめました。ここまで準備してくれた先生方に感謝したいです。ありがとうございました。今回ヒヨコ組は後半親もステージ上に上がるという事で、子供より親が緊張してました(笑)一緒にステージに上がることが出来、良い思い出となりました。子どもは前日から体調を崩しており、少し無理をして参加させてしまったのですが、泣かずにステージに居て良かったです。練習の時のような姿は観れませんでしたが、成長した姿が見れて良かったです。また、他のクラスもそれぞれ可愛くて、お互い助け合っているシーンもあり、微笑ましかったです。来年度から音楽会が変わるという事で、どのようになるのか楽しみにしております。”
 
“うちの子は泣いてしまったので、もっと顔を隠していればよかったと思います。全体的に分かりやすい内容でよかったと思いますが、ちょっと長かったかなーと思います。男の子の(ビート)ダンスがもっと短くてもいいと思います。バナナちゃんの曲とダンスがとっても可愛かったです?”
 
“素晴らしい音楽会ありがとうございます。撮影も出来たので、娘が大きくなったら見せたいと思います。お疲れ様でした。この1~2か月の我が子の成長の集大成に感動しました。ピート&ビート、他の皆の踊りもとても可愛かったです。
残念だったのは、イチゴちゃんとピートが一緒に踊る時、娘のパートナーがいなくて1人寂しそうにウロウロしてしまったのが可哀想だった。”
 
“音楽会お疲れ様でした。先生方、ありがとうございました。シナリオや音楽、衣装もすごく可愛くて初めての音楽会、親としてはとても楽しめました。娘は大号泣でしたが、お家で練習したダンスを見せてもらえればなと思います。今は、当日踊れなかったのを気にしているのか?嫌がって踊ってくれません・・・・。パンダ組さんやバンビ組さんのダンスや劇は本当に上手でびっくりしました。本当にたくさん練習したんだなと感動する一日でした。子供の成長を見られる機会として参加できて嬉しかったです。ありがとうございました。”
 
“いちごちゃんダンスを毎日頑張っているという先生方の優しい言葉を聞いていたのでとても楽しみにしていました。予行練習では泣いてしまい踊れず・・・本番は泣くか踊れるか親の方が緊張していましたが、泣くのをこらえて踊れて、また一つ良い経験をさせていただいたなぁと成長を感じ、感動しました。親も一緒にステージに上がるという事も緊張しましたが、とても良い思い出になりました。可愛い衣装でノリノリの音楽でとても素敵な音楽会に参加出来て良かったです。ありがとうございました。”
 
*バンビ組*
“年上のお姉さん達と一緒に楽しく出来たと思います。歌を覚え家でも音でも歌っていました。先生達も衣装や小道具など大変だったと思います。お疲れ様でした。”
 
“子供達の元気いっぱいのお歌やダンスは活き活きとしていて、一生懸命なその様子は見ていて気持ちの良いものでした!!日頃の練習の成果が表れていて、ホントにホントに良かったと思います!メロン役の息子も上手にダンスを踊り。大きな声で「ゴーゴー!!」と元気に役をこなしていました。ホントに素敵な音楽会でした!ありがとうございます♪”
 
“日頃の練習の成果を発揮できたようで活き活きと踊っている姿に成長を感じました。園ではなくホールを借りての音楽会のため進行をスムーズにする為の子供の引き渡し(出番終了後の)去年よりかなりスムーズでした。扉を開けたらすでに子供達が並んでしまっていた。が、衣装姿の子供がステージ上で見納めとなってしまったのが少し残念に思いました。せっかくなので、衣装を身につけた子供の写真を間近で撮影したかったなと心残りです。衣装やダンス、脚本等々先生方の手作りで熱意や愛情が感じられとても感動しました。”
 
“ヒヨコ組、バンビ組、パンダ組の全員参加の“ねこのピート&ビート”すごく楽しかったです。皆夏の暑い中頑張って練習したんだなぁと感心しました。お話の内容も、絵本を軸にとても楽しいお話になっていて、子供達も嬉しそうに歌って踊っていました。子供達の頑張りはもちろんですが、衣装や振り付けに至るまで、先生達のご苦労に頭が下がります。楽しい音楽会でした。ありがとうございました。”
 
“とっても感動的で、素敵な音楽会でした。手作り感が満載で先生方の愛情がこもった演出でした。また、ヒヨコ組は、赤ちゃんだけだと泣いてしまいましたが、ちゃんとご両親と参加することでしっかりまとまり?バンビ組は、メロンとバナナに分かれて、それぞれ上手に踊っていました。パンダ組は、年少さん(ぶどう)、年中さん(さる)、年長さん(ピート&ビート)も分かれ、年長さんは更に男女に別れて、いい味が出ていました。完璧と言うよりも、子供達の可愛さが溢れて、愛おしい音楽会?という感じが伝わってくる本当に良い音楽会でした。先生方に、ただただ感謝です!ありがとうございました。”
 
“昨年とはまた違う、大きく成長した息子の姿に感動しました。だいちゃん、かえでちゃん、共にヒヨコ組から一緒の仲間の姿にも感動し、嬉しくなりました。残念ながら最後まで参加する事ができなかったのですが、このような会が続くことを願っております。末尾になりますが、先生方の企画と準備、大変お疲れ様でした。ありがとうございました♪”
 
“小さな子供達も上手に踊れていました。たくさん練習をしたのでしょうね。とても楽しく見せていただきました。(親は参加出来ず、ビデオで見ました。真剣な顔に思わず笑ってしまいました。)”
 
“音楽会ありがとうございました。息子はとても楽しみにしていて、家でも少し踊ってくれましたが恥ずかしがっていたので、前回のように泣いてしまうのではと心配していましたが、きちんと踊れて成長したな~と感じました。衣装も毎回可愛らしく、ストーリーもすごく良かったです。さすが年長さんは、演技、演奏も素晴らしかったです。毎回楽しく音楽会を見ているので、先生方の指導は大変だと思いますが、これからも続けて欲しいです。”
 
“音楽会ありがとうございました。今年は前日の熱により、当日参加できるか心配しましたが、熱も無事下がり、参加出来たこと、本当に嬉しく思います。日々の練習の成果を発揮し、本人も満足し、自信につながった事と思います。当日、母は仕事でいけませんでしたが、祖父母と家族に褒められ、嬉しかったようです。帰宅後、私もビデオでその様子を見て、昨年は大泣きしていた息子が、歌ったり、踊ったりすることにとても成長を感じました。そして、実際見る事ができなかったこと、本当に残念でした。きっと来年はまた、更にパワーアップをした音楽会と、我が子の姿が見られること期待しています。”
 
“園児達が皆可愛くて、頑張って練習したのがとても伝わってきて、とても楽しかったです。衣装も可愛くて、素敵でした。子供を受け取る為の席が後ろだったので、近くで見られなかったのは少し残念でした。指定席があるなら、最初からそこで見せてもらえたらなと思いました。”
 
*パンダ組*
“今年も大変楽しませていただきました。特に観客席にいる私達も物語の中に入り込んだような、子供達と一緒に物語を楽しめる、素敵な時間を過ごせた感じです。子供達の自信のある堂々とした振る舞いにも、感動しました。これは、先生方や子供達の努力の賜物ですね。果物を装った子供達もとても可愛かったです。作り物の果物が、とても美味しそうに見えたのは私だけでしょうか?(特にメロンの帽子が美味しそうでした(笑))保育園生活最後の音楽会でしたが、とても思い出に残る音楽会でした。ありがとうございました。”
 
“今年の音楽会も大変お世話になりました。何か月も前から月の予定は音楽会の練習でびっしり、小さな子達が、ここまで毎日練習する物かと内心びっくりしてはいましたが、その陰には先生方の本当に気持ちのこもった準備があるのだと、毎年の事ではありますが、頭が上がりません。尊敬します。本当に。昨年、ステージのど真ん中で棒立ちだった息子は、おかげさまで何とかぶどうの一粒としての役割を果たせたのではないかと家族一同ホッと致しました。帰宅して、ビデオを見せると、イチゴからおさるさんまで一通りの役を一人で再現した独り舞台を披露してくれました。このパターンの音楽会が最後とのことで寂しいような気もしますが、また新しい形での会を楽しみにしています。ありがとうございました。”
 
“音楽会お疲れ様でした。昨年のように先生オリジナルでとても良かったです。今回は客席の声掛けもあり、会場全体が一つになった感じがしていつもと違った盛り上がりがありました。年長さんを中心に下の子達もそれぞれの場面で可愛いダンスと歌で、頑張って練習してきたんだなぁととても伝わりました。今年度でこういった音楽会の形が終わってしまうのがとても寂しいですが、また来年どんな感じなのか楽しみにしています。今回会場の一列、二列の席が指定席になっていましたが、誰も座らなかったので少し会場が寂しい感じがしました。”
 
“麻由子先生、愛歩先生、本当にありがとうございました。保育園の先生方、皆様ありがとうございました!ブドウの妖精さんの踊りは、活発な娘にぴったりだと思いました。楽しそうに踊っている娘を見て、保育園での姿が目に浮かび、感動と共に、安心もしました。合唱は、大きな叫びに近い声を出している娘に笑ってしまいました。毎年、音楽会を楽しみにしていた身としては、こういった形式が最後と聞き、非常に残念に思います。保育の多様化との園長先生のお言葉に納得もしますので、わがままも言っていられず・・・なので来年もまた楽しみにさせていただきます!”
 
“年長として最後の音楽会でした。年々成長した姿が見て取れて楽しみな会でしたが、その集大成が見れるのかどうか若干不安もありました。しかしながら、先生方の考えられた絵本ならではの微笑ましいストーリーに、随所に出てくる「パーフェクトヒューマン」達。この見る人を飽きさせない展開と、キャスティングに先生方の想いを感じる事が出来ました。人にとって何を持って「完璧か」等わかりませんが、人としての「パーフェクト」に近づこうとすること自体が大切なのかと思います。また、「完璧でない」事も人の良さとも考えられます。あと少しですが、ご指導宜しくお願い申し上げます。”
 
“夏休み期間で休みが多い中、子供達に教えていただき、ありがとうございました。息子も今年は年長となり、どのような音楽会になるかと、楽しみにしていました。本人も、1日1日、音楽会が近づくことを楽しみにしていたようです。特にサングラスが嬉しかったようです。年長の男の子達は、元気が良すぎたようで、色々とご迷惑おかけしました。合唱では、たった一人、集中できずに動いていて、合奏が不安になりましたが、無事終わって良かったです。お世話になりました。ありがとうございました。”
 
“絵本の読み聞かせに参加させてもらった時には、これをどうやって発表会でやるんだろうと思ったのですが、ヒヨコ組からパンダ組まで、皆が一生懸命演じている姿を楽しく観る事が出来ました。家では甘えん坊で、まだまだ手が掛かりますが、ぶどうを演じている姿を見て、成長しているんだなぁと感じました。ヒヨコからパンダまで全園児参加の音楽会になり、毎年楽しみにしていましたが、来年から新しい形式での音楽会も楽しみにしています。先生方、ご苦労様でした。”
 
“今年もヒヨコさんから年長さんまで、皆がとても上手に出来ていて、とても感動しました。個人的には最後の音楽会で、やっぱり最後に「ごめんなさい」の役でしたが、それがぴったり合っているから、笑っちゃいました。”
 
“音楽会当日の朝、いつもはおにぎり二個にハムチーズトーストをぺろりと平らげる息子ですが、緊張しているのか・・・?おにぎり一個しか食べられずに、いつもと違ったソワソワした様子でした。園長先生が始めに今までの音楽会の事を振り返り、お話されているのを聞きながら、懐かしい気持ちと、もう今年で最後なんだなと寂しい気持ちでした。朝の不安そうな様子とは違って本番での息子は楽しそうな様子で、時々サングラスの上からチラチラこちらを見ているのがおかしくて、でもあれだけの振り付けを覚えて、本当に二か月間よく頑張ったなと思いました。最後の音楽会はかなりサイコ-な思い出になりました。先生方、ありがとうございました。”
 
“オリジナル脚本の「ねこのピート&ビート」各組見応えのあるダンスと工夫を凝らした衣装、舞台道具など素晴らしかったです。観客を巻き込んでの試みもとても新鮮でした。今年、年少さんに上がった息子が最後の合唱まで飽きずに元気よく出来たことは、親として成長を感じ、こちらの保育園に入園させて良かったと思い胸がいっぱいになりました。これからも日頃の先生方のご指導のお陰だと感謝しています。本当にお疲れ様でした。かなり最高-!!来年からの新体制の音楽会も楽しみにしています。”
 
“初めての音楽会「ねこのピート」原作もとても楽しいお話ですが、「ビート」も登場し、どのようにアレンジされるのか楽しみでした。そして当日。幅広い年齢層の子供達全員参加で、それぞれの発達段階に即した見せ場があり、年長児に演技、ダンスはノリノリでとても素晴らしかったです。いくつかの保育園の発表会を観ていますが、今回の音楽会は中でもレベルの高い内容でした。子供達へのご指導、衣装、小道具等のご準備、出し物のご検討等先生方には多大なご尽力をいただきありがとうございました。”
 
“音楽会ありがとうございました。今年もとても楽しませていただきました。子供もとても楽しみにしていて、毎日のように「音楽会まであと何日?」と聞いていました。年長さんとして参加した最後の音楽会で頑張ったと思います。ただ残念だったのが、終始しかめ顔で、一瞬の笑顔も見せる事のなかった娘です。きっと緊張していたのだろうと思っていますが・・・。小太鼓の練習をしていたはずが、いつの間にかピアノで「となりのトトロ」を弾けるようになっていました。子どもの成長には驚かされますね。これからもどんどん成長して、いつでも前向きなピートのように子になってくれるといいなと思います。今までの音楽会は今年で最後との事。来年からは、どのような形になるのか今から楽しみです。”
 
“今年年長の為、最後の音楽会となりますが、家へ帰って来た後もセリフやダンスの練習をしていた成果を出すことが出来ていたと思います。また、劇やピアニカなどを頑張って行っている姿を見て、日々成長をしていると実感することが出来ました。ご指導いただき誠にありがとうございます。”
 
“先生方、本当に楽しい音楽会をありがとうございました!お疲れ様でした。練習の回数を重ねてくると、保育園の後や、お休みの日にお家で他学年やクラスの子達のパートを見せてくれたり、歌ったり、テレビでポッキーのCMが流れるたびに楽しそうに笑っていたりで、本番以外の所でも楽しませてもらいました。パンダさん達とバンビさん、ヒヨコちゃん達との関わり方も大変だとは思いますが、本当に素敵な内容で各クラスのパートを見ながら、こうやって皆成長していくんだね・・・?と感慨深かったです。来年度はちょっとやり方を変えるとの事でしたが、楽しみにしています。”
 
“去年は下を向いたまま動かなかった息子でしたので、今年は、期待半分、不安半分で出番を待っていましたが、期待以上に上手にやり遂げてくれた息子に感動して、嬉しくなりました。家では、発表会のことを聞いても、あまり答えてくれなかったり、心配していましたが、いつもふざけている息子が真剣な顔をして、ダンスをしたり、歌ったりする姿を見ると大きくなったんだなぁといつの間にか成長していることに気付かされました。おふざけばかりな息子があそこまで頑張れたのも、先生方のお陰です。本当にありがとうございました。感激です。こういった発表会が最後との事で、少し残念な気持ちもありますが、もっと素敵なものになってくれるのだと、思って楽しみにしています。でも、やっぱり子供が一生懸命やっている姿を見る機会があるのは嬉しいです。”
 
“息子にとって2回目となる音楽会。1回目は家でも音楽会前でも披露してくれることもありましたが、今回は全くありませんでしたので、当日を楽しみにしていました。緊張もせず、舞台から手を振ったりして、余裕な姿に吹き出して笑ってしまいました。本当に性格が出ますね。皆と合唱する姿も、成長を感じました。これからも色々なことに興味を持って取り組んでいってもらいたいと思っています。”
   
*クラスが異なるご兄弟*
“昨年に引き続き、素晴らしい舞台を堪能しました。先生方の創意工夫の感じられる作品が、子供達一人一人の個性がスパイスとなって、更に味わい深いものに仕上がっており、目が離せませんでした。日頃からより良い保育を目指して挑戦を続ける園の姿勢を保護者の一人として大変心強く、嬉しく思っておりますが、このようなイベントの際には、改めてその思いを再認識致します。園長先生のお言葉にありました「このような音楽発表会は今年で終わり、来年また新しい形での音楽会」というくだりには園長先生のあくなき探究心が垣間見られ、早くも来年への大いなる期待をかきたてられております。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。”
 
“今年で、年長の娘の最後の音楽会という事で、とても楽しみにしていました。年々出番も増えて行って、今年は沢山出演していたので、ビデオもフル稼働でした。小さい子達と踊る姿、保育園ならではだと思います。息子も、照れながらも踊っていたので、成長を感じることが出来ました。客席参加型という事で、一番初めの声掛けのタイミングがどの辺で言えばいいのか、迷いましたが、段々客席の方も慣れて来たのか楽しく声を出すことが出来ました。年長さん男子のパーフェクトヒューマンの踊りも面白かったですが、色々な振り付けが合っても良かったかなぁと思います。今年も、衣装から手作りありがとうございました。”
 
“直前に熱を出してしまった娘が、参加できるか心配でしたが、ステージ上で、発表するのが楽しみだったようで、本人の「やりたい!ぶどうやりたい!」と、当日頑張って参加しました。当日まで、自宅で何度も「今日は一緒に練習だったんだ」とか「(弟の)イチゴ上手になったよ。」等、日々の練習から楽しんで取り組んでいたようです。当日は、新とステージにて一緒に踊ったり年中さん年長さんと一緒に合唱に参加している娘の姿を頼もしく感じたり・・・。2人の成長も感じられ、親子の良い記念になりました。日々のご指導いただきました園長先生始め、先生達にとても感謝しております。ありがとうございました。”
 
“毎年楽しみにしている音楽会ですが、今年は一味違いました。長女が音楽会前日に熱でダウン!!参加は半分あきらめていましたが、当日、本人がどうしても行きたい!!と言ったので参加。体調が万全ではないので、ダンス、セリフ、歌と全てをやりきった姿を見て感動。次女は初めての音楽会。毎朝保育園で号泣しているので心配でしたが、自宅で長女と練習した成果をしっかり発揮してくれました。そして、年長さん達の息のぴったりのダンスサイコ-でした。先生達の指導が素晴らしいのだと思います!!来年は長女が最後の発表会になるので、また一味違うものになりそうです。ありがとうございました。”
 
“今年は2人揃って初めての音楽会だったので、とても楽しみでした。次男はリハーサルの時に、とても嫌がっていたので心配していましたが、後ろで踊っているお姉さん達に興味津々で、泣くことなく参加出来たので、とても満足でした。
色々な果物が登場して、それに合わせて踊っているヒヨコさんやバンビさんがとーっても可愛かったです。バンビさんはレベルが高かったように思います。(出来が良かった?)パンダさんになると急に大人になった気がして、皆がとても楽しく笑ったりふざけている姿がとても微笑ましかったです。先生達の苦労が目に見えて伝わってきて、とても感謝の気持ちでいっぱいなのと、先生達のユーモアにいつも驚かされます。お疲れ様でした!!”

No.164平成28年11月号 「日曜日のお客様」

先週の日曜日は、彩の国保育園はとても賑やかな1日でした。お客様が10人も遊びに来てくれたからです。
最初の訪問者は、卒園生の藤原美憂ちゃん。姉の美里ちゃんと友達4人も一緒です。美憂ちゃんは笠原小の3年生で、毎週日曜にお母さんと一緒に飼い犬の柴犬「コロ」をお散歩させるのに園脇の道を通ります。「コロ」を見つけると、園児達が「ワンちゃんだー!!」と言ってフェンスに駆け寄っていくので、いつも立ち止まって「コロ」を触らせてくれます。顔なじみのお姉ちゃん達の訪問に子供達は大喜び。後を付け回して、一日中遊んでもらいました。小さい子にご飯を食べさせたり、抱っこしたりと保育士さんぶりも発揮してくれました。二番目の訪問者は、増子さんご家族。英宏小3年生の紅葉ちゃんと小2年生の春人君がご両親と一緒に、約1年ぶりに来園。山登りが趣味のご夫婦は、筑波山卒園登山以来、子供と一緒に登山を家族で楽しんでいます。今年は、なんと鳥海山(標高2,300m)日光白根山(標高2,500m)を登破。春人君が高山病にかかり、消防隊員の救助で無事下山できた大事件など、山の話で盛り上がりました。山で遭遇する出来事は、日常生活の中では味わえない感動や危険に満ち満ちています。例えば、大自然の中で「勇気」や「冒険心」が呼び覚まされたり、星空や、高山植物の美しさに心を揺さぶられたり。
このような山の素敵な体験の情報交換をこれからもしましょうと約束して帰って行かれました。彩の国図書館に絵本を沢山寄付してくれた心遣いにも卒園生の有り難さを実感しました。3番目の訪問者は年長男子待望のサッカー少年米川蓮君です。笠原小の5年生で、休日自転車で笠原小学校のグラウンドにサッカー練習に向かう途中、必ず「練習終わったら来るね!」と声を掛けていきます。この日も暗くなるまで、年長さんと園庭を駆け回って遊んでいきました。卒園した後も保育園を忘れずに訪れてくれ、成長した姿を見せてくれる卒園生達、ありがとう!

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