保育雑感

No.204令和2年3月号 「マスク、がんばれ!」

「♪リスさんがマスクした 小さい小さい小さい小さいマスクした コンコンコンコン、クシャン!」という歌声が、にじ組さんのお部屋から聞こえてきました。
細いマスクのツルさん、まるいマスクのぶうちゃん、大きいマスクのカバさん、長いマスクのゾウさんが、次々と登場してきて、みんな最後に、くしゃみを「クシャン!」と1つします。皆この歌が大好きです。動物の名前のところに自分の名前をいれて、自分の好きな形のマスクをかけてもらって、先生に歌ってもらうのが、にじ組のブームになっています。
ところで、こんなかわいい歌の主人公のマスクが、今や、新型コロナウイルスの感染対策の最前線で、日々戦っています。「コンコンコンコン、クシャン!」で、口や鼻から飛び出すウイルスをキャッチして飛散させまいと、マスク達は、感染を防ぐ大事な任務に精を出しているのです。
日本人にとって、今やマスクはなくてはならない存在ですが、欧米諸国では、あまり、マスクは普及しておらず、マスクをしている日本人は奇異な目で見られるとか。最近のニュースで、予防のためマスクを付けてフランスの地下鉄に乗ろうとした韓国人女性が、電車から引きずり降ろされたというニュースがありました。「うつらない」ための日本式マスクの使い方は、まだ理解してもらえないようです。日本人のマスク好きは、人に迷惑をかけることを好まず、きれい好きな日本人の気質によるところが大きいそうですが、世界中でウイルスが猛威を振るう事態が続けば、日本人を真似て、世界中の人々が進んでマスクをかけるようになるかも知れません。
「うつさない、うつらない」ためには、ただマスクを付けていれば良いというものではありません。没頭のマスクをつけた動物さんのように、小さい、大きい、長い、細い、丸いなど顔の形にフィットしたマスクを選ぶことが、大切です。次に、鼻の形に合わせて針金部分を抑えて隙間のないようにし、仕上げは、ひだを伸ばして、顎まで隠すように装着します。
正しいマスクの付け方を『コンコンクシャン』のメロディにのせて、実演してみせたら、子供たちにも、人にうつさない大切さを伝えられそうです。
みんなの力を合わせて、ウイルスの暴走を食い止めましょう!!
 

No.203令和2年2月号 「昆虫チョコレートはいかが?」

もうすぐバレンタインですが、今年は誰にどんなチョコをあげようか、あれこれ考えたり探したりするのが楽しみな季節です。ネット上に、目をみはるチョコを見つけました。今にも動き出しそうなカブトやクワガタ、手を伸ばすと飛んで行ってしまいそうなチョウ、見ているだけで感触が伝わってきそうなイモムシ等々リアルなチョコ昆虫たちが勢ぞろい。彩の国の子ども達に負けず劣らずのチョコパテシエの昆虫愛が伝わってきます。食べれば美味しいチョコですが、いくら昆虫が好きでも、昆虫チョコを食べるのは、少々抵抗があるものです。ところが、世界では「6本脚のタンパク質」として、昆虫食が注目されているそうです。
フィンランドでは、スーパーで、ローストコオロギや乾燥コオロギ入りのチョコが飛ぶように売れ、コオロギの養殖農家が増加し、企業も何社もあるそうです。昆虫の食習慣がなかった欧州で、昆虫食が広がり始めている裏には、地球の食糧危機感が高まっているからです。このまま世界人口が増え続けると、2030年には90億人に達すると言われていて、食料危機を解決する手段の一つとして昆虫食が着目されているというのです。タンパク質の他に必須アミノ酸や鉄や亜鉛が含まれる上、安価な生産コストも魅力です。一方、日本では、昆虫食に対する関心はまだまだ低いのですが、昔から「イナゴの佃煮」や「はちの子」など昆虫を食べてきました。授乳中の母親が食べると母乳が出るといわれ、私も「イナゴの佃煮」を食べた記憶があります。結構おいしいし、今では高級品です。昆虫が伝統食として根付いている日本ですから、世界の食糧問題ではリーダーシップをとって前向きに取り組んで欲しいものです。
さて、バレンタインの次には、節分、立春、啓蟄と暦が進み、本当の虫さん達ももうすぐ、地上にでてくることでしょう。昆虫チョコを食べながら、昆虫たちとの再会の春を楽しみに待つことにいたしましよう。

No.202令和2年1月号 「彩の国劇場」

年末恒例のXマス会が20日に行われましたが、今年は、例年とは一味違うXマス会となりました。というのは、11月からオープン保育で劇遊びを続けてきましたが、Xマス会でその劇を発表することになり、子ども達は劇ごとに3グループに分かれて、1つのグループが演じている時は、他の2グループは観客になり、子ども達同士で劇を鑑賞し合いました。大道具や色々なセットがある上、客席を設けるとお部屋は満ぱん。演じている人とお客さんがすごく近いので、時々お客さんがセリフを言ったり、歌ったりしていることもあり、舞台と客席が一体化して、面白い雰囲気が生まれました。どんな場面が繰り広げられたのか、場面をピックアップしてご紹介します。
①オオカミと七匹の子ヤギ
キャストが全員で一列に並んで歌を歌う幕開けの場面。お客さんがあまりに近すぎて笑いがこぼれました。

②三匹のこぶた
オオカミが煙突から飛び降りる場面。オーバーリアクションと「ドスン」という大きな音に、みんな大笑い。オオカミも笑いをこらえて逃げ出しました。

③てぶくろ
両手に小さい子を引き連れて年長さんが登場する場面。
微笑ましい光景に先生達から拍手が起こりました。

見所は、その他にもたくさんありました。節分発表会の時に、保護者の皆様にも披露する予定です。劇遊びの中で、異年齢の子ども達がどんなかかわり方をするかに注目です。
乞う!ご期待!!

No.201令和元年12月号 「一年に一度!父母サンタの大仕事」

令和元年も残すところあと1か月余りとなり、また1年を振り返る時節となりました。
保育園では、年長さんが練習するピアニカのメロディーが「運動会のうた」から「サンタクロースのおじいさん」に変わり、園内は一遍にクリスマスモードに切り替わりました。一年に一度だけ、プレゼントを持ってサンタクロースがやって来るクリスマスイブは、子ども達にとっては特別な一日です。世の親達にとっても、子どもの喜ぶ顔がみたくて、サンタクロースを信じている子供に気付かれないようにプレゼントを用意するサプライズ感に、ちょっとワクワクする楽しい気分が嬉しいものです。パパ!ママ!プレゼントの用意はお早めに!当日慌ててお店に買いに行っても見つからないかもしれないので!!さて、今年は、子ども達は、どんなプレゼントを欲しがっているのか、今年の傾向はあるのかなどリサーチしようと聞いてみましたが、まだ早過ぎたようで、明確な答えは返ってきませんでした。パパママサンタも子供の欲しいものをよく見極めてプレゼントを選定してあげましょう。
ところで、もし保育士サンタが彩の国の子ども達にプレゼントを選ぶとしたら、こんな物を選ぶと思います。にじ組の子ども達には「クレヨンロック」を、そら組とたいよう組の子ども達には、「折り紙」を選ぶでしょう。この一年で、成長した子ども達が、現在熱中している遊びの中から、保育士サンタの視点で選んでみました。
にじ組の子ども達は、最近言葉が増え、二語文もどんどん話すようになってきました。(Tくんの初二語文は、「ちんちん、いたい」だったとか)運動機能もそれぞれに発達して動きが活発になり、パワーが漲っています。心の発達も目覚ましく、感情も豊かになり友達との関わり方も変化しています。ぶつかり合いも増えていますが、心の発達には欠かせない大切な試練です。そんな中で、今、子ども達は、お絵描きに興味を示しています。握力や口にいれてしまうという問題を考慮して、形や素材に拘った石ころみたいな「クレヨンロック」がよさそうです。鉛筆を持つ下地にもなるそうです。一方、大きいクラスは、年齢幅が大きいですが、「折り紙」はどの年齢の子どもでも、それぞれの遊び方ができるし、何よりも年長、年中さんがずーっとはまっているので、下の子ども達も影響を受けています。本を見ながら自分で考えて折りすすめたり、応用で独自の作品を考案したりと、折り紙は子どもの能力を引き出してくれています。恐竜や昆虫などの複雑な折り紙に挑戦する年長さんには、通常の15cm角より、すこし大きい18cm角か20㎝角の折り紙がプレゼントに相応しいでしょう。小学校入学を控えた年長さんは、発達の節目を迎え、色々な試練もあります。例えば、I君は、泣き泣きピアニカを教わっていましたが、出来た時には涙にぬれた顔には、満足感を滲ませていました。年長さんになる自覚が芽生えてきた年中さん、子ども達同士で仲良く遊べるようになった年少さん、オムツ卒業の2歳児さん、それぞれに成長を感じられる年末です。忙しく慌ただしい師走ですが、一年間を振り返り子供の成長を確かめ、プレゼントを選ぶ時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

No.200令和元年11月号 「二百回にちなんで~園庭遊具お別れ会~」

彩の国のシンボル的存在として、14年間子ども達に愛され続けてきた園庭遊具ですが、その役目をもうすぐ終わろうとしています。園庭の景色には常に園庭遊具が存在し、その景色から園庭遊具が消えることは想像しがたく、また言葉に言い表せない淋しさがあります。園のお便りに毎月1回綴ってきた保育雑感は、今月でちょうど200回を迎えます。彩の国の子ども達の成長の証をその中に切り取ってきましたが、全園児の成長は園庭遊具と共にあったように思います。200は漢字で“二百”と書き、「ふたもも」と読むこともあります。日本語の百は、単に“100”を表す以外に“たくさん”という意味があります。振り返れば、保育雑感100回目は、東日本大震災があった年の7月にあたり、東北地方の惨状を憂いながら、松尾芭蕉が「奥の細道」で俳句に読んだ東北地方の美しい自然と歴史に慰められた心情をつづりました。一方で、文中にある有名な「百代の過客」に100回目を重ね、子ども達と歩んだ長い月日に思いを馳せたことも思い出されます。今回200回目にあたっては、卒園児を招いて開催した「園庭遊具お別れ会」に触れるのが、百の倍の二百という長い長い年月にふさわしいと思いました。園庭遊具お別れ会は再開を喜び、思い出を語り合う同窓会の相を呈し、卒園生と保護者の方々が心から楽しんでいる様子をいつものように園庭の片隅からじっと眺めていた園庭遊具は、きっと涙を流していたに違いありません。立派に成長を遂げている卒園生の姿を目に焼き付けて、その役目を終えることを喜んでいることでしょう。百代も二百代もの永遠の年月の中で、形のあるものは壊れますが、目に見えないものは、代々受け継がれていくと信じて、回を重ねていきたいと思います。
私事の蛇足ですが、中学時代の同級生3人で、卒業以来50年以上の交際を続けていますが、先日3人合わせて200歳(67.67.66)を祝う会をやりました。「200歳トリオ」バンザイ!!次回は、250歳祝を2036年の8月に決めています・・・

No.199令和元年10月号 「国家百年の大計」

10月からいよいよ保育無償化が始まります。保護者の皆様には、無償化に向けて、申請書類の提出にご協力頂き、有り難うございました。お陰様で、全員無事に手続きが完了いたしました。無償化といっても、ご承知の通り、すべての費用が無償になるわけではありませんが、それにしても、かなり保育料が軽減されますので、家計を遣り繰りするお母様方には、棚から牡丹餅的な幸運に、にんまりと頬が緩んでいることでしょう。頬は緩ませても、「時々美味しいものを食べましょう。」などと、財布の紐は緩めてはなりません!時を同じくして、消費税が10%に上がることをお忘れなく!!
ところで、そもそも無償化は、小学校入学前の子どもの教育が、その後の人格形成や生活レベルに大きな影響を及ぼすという教育的観点が、世界の潮流となる中で、少子化や経済的格差が急激に進む日本では、特に喫緊の課題であるとして、2017年「人づくり」の為の、新たな政策の一環として、閣議決定されたものです。社会の変化が激しく、未来の予測が困難な時代を生きる子ども達に必要な資質とは何か?そのためには、幼児教育の在り方はどうあればよいのか?2018年に施行された新しい保育指針には、育みたい「10の姿」をこれからの保育が目指すものとして示しています。そのためには「認知能力」よりも「非認知能力」を培うことが幼児期には効果があると謳っています。「非認知能力」とは、協調性、創造性、意欲、忍耐力、粘り強さなど学びに向かう力や姿勢のことです。知識・技能を習得し、活用する能力の「認知能力」を伸ばすことより、子ども同士の関わりや体験などによって得られる能力の方が、これからの時代を生きる子ども達には、より大切になってくるということでしょう。
保育の無償化が「人づくり」の国家百年の大計にどれだけ寄与できるかは、現場の保育士の頑張りにもかかっていると言えるのではないでしょうか。

No.198令和元年9月号 「水戸の名物祭りの1つになるか?彩の国夕涼み会!」

夜店、太鼓の音、盆踊り、花火・・・・夏の祭りの風物詩は、大人達にとっても何か郷愁を誘うなつかしさで胸がワクワクするものです。そんな子供も大人も一緒に楽しめる夏祭りを初めて保育園の行事として、企画しました。「夕涼み会楽しかった!」という声がたくさん寄せられたことは、嬉しい限りです。試行錯誤しながら、準備に時間をかけて取り組んできたその甲斐がありました。
なんと言っても、夕涼み会を盛り上げたのは、手作り神輿と山車、それに頭上に揺れていた手作り提灯でした。神輿と提灯と言えば、今年の黄門まつりでは、巨大神輿と水府提灯行列が初めてお目見えして話題となりました。何でも巨大神輿は、全国の市町村が所有する神輿の中で一番大きいものだそうです。また、水戸の提灯生産量は、全国第3位!!黄門まつりを全国的にアピールする水戸観光課の戦略だとか。黄門まつりはさておき、彩の国の神輿と提灯だって負けていません。そら組の昆虫神輿、たいよう組のオクトパス神輿、にじ組のアンパンマンの山車、どれもアイディア満載。見上げれば一人一人の手作り提灯が、風にはためいて風情満点。「ワッショイ!ワッショイ!」「ドンドコドンドコ」ねり歩く子ども達は、きっと祭りの楽しさを全身で楽しんでくれたことでしょう。ラストの花火シーンのみんなの笑顔も印象的でした。
皆が、祭り気分に酔いしれ、盛り上がった陰には、夜店のお手伝いをしてくれたお父さんたちの活躍があったからです。本職顔負けの働きっぷりに感謝です。祭りには無くてはならない粋のいい男衆達、ありがとう!!来年も頼むよ!!

No.197令和元年8月号 「昆虫の不思議 その2」

皆様は「蝶道」という言葉を聞いたことはありますか?アゲハチョウの仲間は飛ぶルートが決まっていて、その道を「蝶道」というそうです。このアゲハチョウが、時々、彩の国の園庭に姿を現し、南西から北東へヒラヒラ通り抜けることがあります。「あっ!アゲハチョウだ!」と子供達は見つけますが、追いかける間もなく、飛び去ってしまいます。いつも午前中、いつも同じルートですが、たまたまそうなのか、あるいは、園庭に通っている「蝶道」を飛んでいるのか、飛び去って行くアゲハチョウを眺めながら、いつも疑問に思っていました。
そんな折、アゲハチョウと思われるイモムシを、園のキンカンの木の葉っぱの上に一匹見つけました。数日間、そっと、観察を続けていたところ、イモムシは3日間葉っぱを食べ続けました。ところが、4日目の朝、姿が見えません。鳥にでも食べられてしまったかと思いきや、なんと、木の傍の玄関の壁に張り付いていたではありませんか。「なぜこんな所に?」と不思議に思いながらも様子を見ていると、次の日は、体を弓なりに丸くして、クモの糸のようなもので、頭とお尻を壁に固定していました。そして、その日の夕方には茶色に変色してさなぎになっていたのです。一連の出来事から推察すると、保育園にキンカンの木があるのを知っていて卵を産み付けるために「蝶道」に導かれてやってきたと思われます。アゲハチョウ、恐るべし!!今は、玄関のサナギの羽化をそっと見守っています。実は、あと2匹イモムシが、キンカンの木のなかで葉っぱを食べています。その他に、イモムシ一歩手前のウンチみたいな4齢幼虫も隠れています。フェンスの外からそっと探して見て下さい。

イモムシ観察日記

No.196令和元年7月号 「昆虫の不思議 その1」

「生き物とおしゃべりするには、観察するのが一番だ。子どもの頃、ぼくは、虫と話がしたかった。お前何処に行くの。何を探しているの。虫は答えないけれど、いっしょうけんめい歩いて行って、その先の葉っぱを食べはじめた。そう、お前、これが食べたかったの。言葉の代わりに、見て気がついていくことで、その虫の気持ちがわかる気がした。するとかわいくなる。うれしくなる。」文中のぼくとは、大人になって、日本の動物行動学の生みの親となる日高敏隆少年です。虫とこのような会話をしながら観察を続けた結果、昆虫の不思議を次々と解き明かして、私達に昆虫たちの魅力をたくさん教えてくれました。
今回は、数ある昆虫の不思議のなかでも、不思議中の不思議、「カマキリの積雪予知能力」について紹介します。雪国では、秋、カマキリが高い所に卵を産むと、その冬は雪が深いという言い伝えがあるそうです。保育園でも最近カマキリの赤ちゃんを一匹みかけましたが、わたあめみたいな形をした卵を誰しも見たことはあるでしょう。茨城は積雪がないので、何処に卵を産み付けても、雪で凍結する恐れはありませんが、雪国では、雪に埋もれてしまう高さに産み付けては、卵は孵りません。十数年にわたる観察と実験により、今では、その言い伝えが本当であることが証明されています。カマキリは産卵する場所の来たるべき冬の雪の深さを秋にはすでに予知して卵を産んでいる訳ですが、一体どうしてそんなことがわかるのでしょうか?カマキリ恐るべし!このカマキリの能力の仕組みは、いまだ解明されていません。彩の国の昆虫少年少女たちよ、将来、昆虫博士になって、この謎に迫り、解明して下さい!!

No.195令和元年6月号 「オープン保育でおままごと~室内バージョン~」

4月に引き続き、今月も、オープン保育でおままごとを行いました。手作りダンボールキッチンをメインに、お家の中にある家具や道具を揃えて、家庭生活の場を再現しました。寝室、ダイニング、浴室、居間を作り、冷蔵庫にテレビ、掃除機(先生達のアイディアが光る出来栄え)などの家電を揃えたマイ・ホームで、大家族の生活が、展開されました。幸せ家族を演出する「○○ハウス」のテレビコマーシャルのように、楽しい我が家の光景があちらこちらで見られました。その中でも特に楽しそうだったものトップ10をランキングで、ご紹介します。
10位:山ほどの洗濯だって朝飯前! 9位:お料理上手なお父さん! 8位:赤ちゃんのお世話だってできるもん! 7位:お風呂で大はしゃぎ!
6位:テレビ生(?)出演! 5位:家族団欒、楽しい夕飯! 4位:お料理上手なお母さん! 3位:ワンちゃんのお散歩(本当にペット飼いたいな)2位:エンドレス掃除機かけ! 1位:手動テレビを見ながら家族団欒!
以上1位~10位ランキングに該当する写真をホームページの画像で探して見て下さい。この他にも、微笑ましい場面がいっぱい映っています。
「おままごと」は、楽しめない子が誰一人としていない、素晴らしい遊びだと改めて思いました。

No.194平成31年5月号 「青空の下、おままごとオープン保育」

クラスの壁を取り払って、0歳~6歳までみんなで一緒に遊びましょうと始まったオープン保育は、回を重ねて、今年で3年目となりました。そこで、今年度最初のオープン保育は「おままごと」がテーマ。家族の構成メンバー(父、母、兄姉弟妹、祖父、祖母、ペットなど)が遊びの中で役割りを持って遊ぶ「おままごと」の面白さを、子供達にもっと知って欲しいという保育士の思いがあります。園庭にキッチンとダイニングスペースを作り、電車の線路と駅も設置し、園庭全体を使えるようにセッティングしてみました。2回目は、土とペットボトル水道を追加し、3回目はペットの犬も用意しました。その様子はH・Pの写真でご覧頂いたように、小さい子と大きい子が一緒に遊ぶ光景が園庭のあちらこちらで見られました。また、泥だんご作りや、ペット犬のお散歩など楽しい遊びに広がりました。さて、5月からは、おままごとの舞台が室内に移ります。先生達手作りのダンボールキッチンを使ってどんな楽しいおままごとあそびが展開されるか、とても興味深々です。
ところで、「おままごと」の「まま」とは、「飯」のことで、この遊びは、「お医者さんごっこ」や「お店屋さんごっこ」などの『ごっこあそび』と言われる遊びの一種ですが、子供が、お父さん役やお母さん役など家族のメンバーの役になって進行する家族の生活の再現遊びとでも言えましょうか。おままごと中の子供の会話や行動には、日常生活がそのまま現れます。例えば、ママの口癖やパパの行動等々・・・(パパ、ママ、言動に気を付けましょう)
ところで、「家族」といっても昨今は、結婚観や夫婦の役割分担意識など、以前とは変わってきています。そんな中で、子供のおままごと遊びにも時代の変化が反映されていきます。例えば、おじいさん、おばあさんが、あまり登場しなくなったり、お料理を作るのがパパ役だったりもあります。子どもは、時代感覚を、遊びの中で、自然に身につけて行くのですね。子供の遊びは、大人社会を映し出す鏡とも言えるかもしれません。

No.193平成31年4月号 「新しい時代に新しい一歩を」

園庭の桃の蕾が少し膨らみ始めた暖かな3月20日に平成30年度23回卒園式が行われました。赤ちゃんの時からずっと一緒に大きくなってきた子が多い学年でしたので、兄妹みたいな存在だった子供達にとって、生まれて初めての別れの体験は、小さな心が揺さぶられる大きな出来事だったことでしょう。寂しさが徐々に込み上げてきたようで、最後には、涙が止まらず号泣する子もいて、パンダ組のお部屋は別れの寂しさに包まれました。その後もその余韻が保育園に漂っていましたが、そんな雰囲気を忘れさせてくれる来客がありました。6年前、彩の国を卒園し、今年小学校を卒業した子供達が、次々に、保育園を訪ねてきて、大きくなった姿を見せてくれたのです。ことしの卒園生の将来の姿が目に浮かび、明るい気持ちになりました。新年度をスタートさせる元気をもらいました。在園児たちも不安はあるものの、新しいクラスへの期待や、一つ大きくなることへの喜びが、日に日に強まり、新年度を迎える雰囲気が高まってきています。今年は、新天皇即位の年であり、1年後には東京オリンピックを控え、新しい社会の到来に期待が高まっている年です。このような社会情勢の中で、保育情勢も大きな転機をむかえようとしています。いよいよ10月に3,4,5歳児の保育料無償化が実施されます。働くお父様、お母様にとって、保育料の軽減は大いに明るいニュースです。これらの情勢を追い風にして、子供達にとってより良い成育環境が整い、子供達の未来が明るいものになることを願ってやみません。さて、このような中で、彩の国保育園も今まで取り組んできた異年齢保育やオープン保育の実践を新しいクラス編成で、発展させていきたいと思っています。「小さい子を思いやり大切にする心」や「年上の子を慕い敬い信頼する気持」など異年齢間の関わりの中から、豊かな人間性が育まれると思います。子供達が夢や希望が持てるように、年齢や世代や地域をこえて、理解しあえる暖かい人間味のある人を育てていきたいと思っています。

No.192平成31年3月号 「卒園式によせて」

3月が近づくと、毎年パンダ組の部屋から、卒園式に歌う歌を練習する歌声が聞こえてきます。今年も、節分祭が終わった直後から♪ずっとずっと大好きだよ~♪というフレーズが別れの予感を漂わせながら聞こえてくるようになりました。歌声の中に卒園児一人一人の声を探しながら今年の卒園式はどんな式になるのかと想像をめぐらしている最中、一年前の卒園生から手紙が届きました。読み終えて胸が詰まるような感動を覚えたのは、この子の気持ちが嬉しかったばかりではありません。就学年齢に達して、保育園から小学校へ入学する時を境に、子供達は大人になるための長い勉学の旅路の一歩を踏み出します。この子は一年間の学習を経て、道筋をたてて文章を構築し、表現力を磨き、相手に正確に思いを伝えられる文章力を身につけました。これが、学びの場としての小学校の本領であると感じ入ったからです。周知の事ですが、「就学」とは学校に入って教育を受ける事であり、小学校入学後の9年間の義務教育が誰にも等しく用意されています。しかし、一方で混迷を深め目まぐるしく変化する現代社会の中で、本来の義務教育の目的を見失った大人達、勉強することに意味を見出せない子ども達が多勢いることも確かです。
そんな教育現場の中で「学校は何のためにあるのか」という原点に立ち戻り、熱血校長のもと、学校の「当たり前」をやめて(「クラス担任」「宿題」「中間・期末テスト」廃止)勇気ある教育改革に取り組む中学校(なんと私の母校!)が、今話題になっています。「学校は、社会の中でより良く生きていけるようにするためにあり、そのためには、自律する力を身につける必要がある」という共通理解のもと、教職員、保護者、教育委員会、地域社会を巻き込んで新しい学校づくりが進んでいます。もうじき卒園式を迎え、小学校入学を楽しみに待つ彩の国保育園の子ども達が、真っ直ぐに勉学の道を進むために、出来ることが私達にも「何かある!」と思えてくる早春の出来事です。

  
えんちょうせんせいへ
おげんきですか?けっこうまえのことでおぼえていればいいんですがわたしがかぜをひいたときいっしょにカレーをつくりましたそれがこころにのこってるしカレーのつくりかたもわかりましたえんちょうせんせいがつくったカレーはつらいときもかなしいときもみんなをえがおにするまほうのカレーだとわたしはおもいます。がっこうでつらいときもえんちょうせんせいのカレーをおもいだすとすぐにげんきになってしまいます。ほいくえんのころえんちょうせんせいのカレーはとてもおいしいしまーぼーどうふもシチューもおんなじです。すごくえんちょうせんせいがつくるごはんはおいしいです。えんちょうせんせい大すき                   
ゆいなより
  

No.191平成31年2月号 「親子で楽しむ節分集会」

新年が明けて保育園で行う最初の行事は、毎年節分の豆まきです。今年は2月4日が立春なので、その前日が節分(季節を分ける)になります。季節の節目に邪気(鬼)が生じると考えられていたことから豆を撒いて邪気を払う習わしが定着し、お寺などで盛大な豆まきが行われています。
 さて、保育園では、一年の健康と幸せを願うこの節分の行事に合わせて、子供たちの一年間の成長を保護者の皆様に見てもらう機会として、豆まきと発表会を一緒に行い、保護者の皆様の参加もお願いしております。
彩の国保育園の保育の3つの柱は、

1.継続的活動 2.オープン保育 3.読書教育です。
1においては、子供たちの興味関心のある活動を、毎日継続して行うことで、成長を促します。
2は、異年齢間の関わりを大切にして、思いやりの心を育みます。
3は、月刊絵本と図書館活動により、絵本による情操教育と絵本を通して幼少期における親と子の関わりを深めることを目指しています。パンダ組は、この1年間の継続的活動の成果を、ピアニカとうたの発表と製作物展示でご覧いただきます。バンビ組は、1冊の絵本を取り上げ、それをテーマとした活動を一年間続けてきましたが、ダンス発表と製作物展示でその成果をご覧いただきます。ヒヨコ組は、オープン保育で、大きな子達と一緒にどのように遊んできたのかを保護者の皆様にも体験してもらいながら、お子様と一緒に遊びます。

もちろん、今年も鬼を始め、色々なキャラクターが登場して、豆まきと福集めもあります。さらに、保護者の有志の特技披露もありますので、お楽しみに・・・・・。平成最後の年の節分集会をお子様と一緒に楽しい集いにするよう、ご協力お願い致します。

No.190平成31年1月号 「U.S.A.」

2018年も残すところあとわずかとなりました。色々なことがあった1年でしたが、皆様のご家庭はどんな年でしたでしょうか。2018年日本の流行語大賞は「そだねー」。漢字一文字は「災」に決まりました。そんな2018年彩の国の最後の行事、Xマス会が今日行われました。今年大流行の「U.S.A.」をサンタと一緒に踊って大フィーバーでした。ヒヨコのお友達も「カモンベイビー」と口ずさんでいるのには驚かされます。あの「アップルペン」をもしのぎ、より低年齢の幼児が真似する「U.S.A.」とは、一体どんな魔法を使っているのでしょうか?人気の秘密を探ってみると、歌手、歌詞、原曲、振り付け、衣装全てが、1970年代からの時代の流れから生み出されたものだという事が分かりました。その中でも歌詞が最も気になります。「C’mon baby アメリカ」を連呼し、アメリカを称える呪文で、日本がアメリカ一色に染められそうです。幼い子が「C’mon baby アメリカ」と口ずさんで大人になったら日本の将来はどうなるのかなぁと職業柄少々不安を感じます。しかし、この歌詞の全体をよく読んでみると、そのような考えは杞憂かなと感じます。ISSAはアメリカを歌うことについて、「自分は沖縄出身なので、いつも小さい頃からフェンスの横にはアメリカがあって、その文化に憧れて生きて来たので、その若い頃の思ってた気持ちをやっと歌にすることが出来た。」と言っています。彼と同じように、アメリカ文化に憧れ、アメリカンドリームを夢見る人達は、世界中にいっぱいいたことでしょう。アメリカ文化は世界を席巻しましたが、時が流れ時代は変わり、歌詞はこう綴ります。
“数十年でリレーションシップ(関係)だいぶ変化したようだ だけれど僕らは地球人 同じふねの旅人さ”苦節を乗り越えたISSAを代弁しているように思えます。何十回と連呼されるアメリカですが、“憧れてたティーンネイジャーが 競合してくジパングで”と言う所で、やっと日本と言う歌詞が出てきます。何十回の「アメリカ」より1回の「ジパング」のインパクトは強烈で、私の杞憂を吹き飛ばしてくれました。そして、最後は、
“サクセスの味方オーガナイザー(主催者)ニューウェーブ寄せるウェストコースト どっちかの夜は昼間”と言う素晴らしいサビで締められます。
「アメリカファースト」を叫ぶ現在のアメリカにむけたメッセージを感じます。アメリカと日本の双方の文化が競い合い「どちらかの夜は昼間」というグローバルな視点でLovePeaceの精神を逆発信するメッセージには、アメリカ文化への敬意と警告が込められているように思えます。この素晴らしい歌詞を書いた人はShungo。アメリカ人?日本人?日本人なら漢字にして欲しいな!ISSAも漢字で。(1950年代生まれの老人のボヤキは聞かなかったことに!)

No.189平成30年12月号 「ハロウィン考」

先日、パンダ組の子供達が「ハロウィンお散歩」と称して、仮装衣装に身を包み、お散歩に出掛けました。その折、日頃お世話になっているご近所2軒に立ち寄りました。来訪の御礼にお手紙を頂きましたが、機知とユーモアに富んだ面白いお手紙なのでご紹介します。
10/3110時、かねて園長先生からのお話しの通りに、お散歩途中の園児30名ほどと、引率の先生方が我が家の庭に集合されました。雲一つない秋晴れの下に、賑やかな声が満ち溢れました。取るものも取りあえず庭におりて挨拶をしましたら、代表の子から「やなぎはしさんへ❤」と書かれた画用紙二つ折りのファンタジックな折り紙に飾られたメッセージに、小さな包みを添えて手渡され、びっくりしたり、恐縮したり・・・とっても嬉しい気持ちに胸がいっぱいになりました。早速、仏前に備えてしばらくしてメッセージを開いてあららら・・・ハロウィン!!ハッピーハロウィンの文字の下に折り紙で作られた南瓜の仮面に目を輝かしました。それぞれのご面相の南瓜が3個も並び、
☆きれいなおどりや、おことをありがとうございます。らいねんもたのしみにしています☆
ハロウィンのお祝いで寄って下さったのね。日本の老婆はごめんなさい!!気付かずにおりました。よもや、我が家に実現しようとは、戦前生まれの私には予想もつきませんでした。長生きのおかげで晩学の勉強となりました。亡き夫へのおみやげ話の一つに「ハロウィン?なんのことだべ。」・・・と大笑いになるかも。楽しい思い出の1日となりました。世の中どんどん変わりますね。」
ところで「ハロウィン」と言えば、若者の軽拳妄動がニュースになり批判的な世論が目立つ昨今です。楊箸さんも、新聞に投稿された和歌に目を止められました。
「月見なる優雅な行事は忘れられ南瓜遊戯(ハロウィン)てふ徒爾(無駄ごと)の流行る世」

「ハロウィン」より「お月見」が好きな、今や少数派日本人の嘆きの歌です。心情的には私もこちらに組しますが、柳箸さんの言うように、どんどん変わる世の中を晩学の精神で肯定的に捉えれば、「ハロウィン」も笑い飛ばして受け入れられます。

そして「優雅なお月見」と「楽しいハロウィン」を両方とも後世に残せるのは、どちらも知っている者達の役目なのでしょう。

No.188平成30年11月号 「さつまいもの日」

今日は、パンダさんとバンビさんが、お父さん、お母さんと一緒にさつまいも堀に行ってきました。土の中から何かを掘り出すのは、数ある遊びの中でも、子供の遊び心を引き付けて、飽きさせない魅力的な遊びの一つです。毎日土を掘って虫探しをしている彩の国の子供達にとって、土掘りはお手のもの。今日は、芋の他に虫も掘り出して楽しさ2倍でした!
ブームの要因の1つとして、焼き芋屋の看板のネーミングが一役買っていたようです。
甘みのある食物の筆頭の栗(九里)に近い美味しさと言う意味の「八里半」から始まり、栗を越える美味しさの「九里半」更に、栗(九里)より(四里)うまい「九里十四里=十三里」と変遷し、その洒落たネーミングが粋な江戸っ子の心を掴み、炎上して大ブームが巻き起こったということです。
その「十三里」から「13日」に決まったという訳です。この他にも、さつまいもに纏わる面白い話は、いっぱいあります。お子様とホイクホクのさつまいもを食べながら、さつまいもの話を聞かせてあげてはいかがでしょうか。美味しさが倍増すること請け合いです!!

No.187平成30年10月号 「でんごうれっしゃ」

またまた虫の話題です。秋の気配が日に日に濃くなるこの頃、昆虫たちの夏も終わろうとしている中、子供達は虫たちとの別れを惜しむかのように虫探しに奔走しています。現在、園庭で目にすることが出来るのは、黄アゲハとカブトやコクワガタやカナブンなどの幼虫と「でんごうれっしゃ」の3種類です。誰かが「あっ!黄アゲハだ!」と見つけて皆で目で追う間もなく、ひらひらと園庭を通り抜けてどこかへ飛んで行ってしまう黄アゲハは美しいチョウです。「見つけたよー」と言って見せに来る虫かごの中に入っているのは、土の中から掘り起こされてさぞかし迷惑をしているだろうクワガタ科の白い幼虫たち。「でんごうれっしゃつかまえたー」と歓声を上げる子供の手の平の上にはどんなものが乗っていると思いますか?“でんごうれっしゃ?”一体何?その正体は?なぜか以前から彩の国の子供達はその幼虫を“でんごうれっしゃ”と呼んでいます。
下の3つの幼虫のどれかが“でんごうれっしゃ”と呼ばれているものです。


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 ネットで調べても出てきませんが、こんな書き込みがありました。「それにしてもしっぽ状のものはしっぽでしょうか。先端の鼻のようなマルイ所は、鼻でしょうか?まるで、おもちゃのトレイン見たいな姿ですね。窓のある客車が連結されているようでもあります。じっくり見ていると、色々な事を想像してしまいます。」彩の国の子供達も電車に見えたのかもしれませんね。では、「でんごう」とは何なのでしょう?“れんごう”“でんこう”?閃いた方いらっしゃいましたら、ご一報ください。“でんごうれっしゃ”の本当の名前は「セスジスズメ」という“蛾”の幼虫なんです。昆虫や蝶の形態は実に様々で面白いものです。

No.186平成30年9月号 「平成最後の夏」

記録的な気温に日本中が沸騰した猛暑の夏ですが、彩の国保育園の子ども達は、熱中症にもかからず元気いっぱい。パンダさんがピアニカで奏でる運動会の歌のメロディーが園中に響き渡っています。どんなに暑くても、子供達の口から「あつい」という言葉は聞いたことがありません。大人達はついつい「あつい、あつい」と1日何十回も口に出して暑さを凌いでいますが、子供達は平気の平左で過ごしています。
今年の夏も色々な事がありました。西日本集中豪雨、スポーツ界の不祥事、感動的な高校野球決勝戦の結末、アジアスポーツ大会での日本新記録達成などなど。オリンピックを二年後に控えて、スポーツ界が熱気を帯びているようです。
毎年色々な事が起こる夏ですが、日本人にとって忘れてはならないのが、8月15日終戦記念日です。今年は戦後73年目です。忘れ去られようとしている戦争の記憶ですが、戦争体験者の高齢化の中で、地道な活動により、毎年新たな記録や事実が発掘されています。その一つに「届かなかった手紙」を親族の元に届けようと活動を続けている人たちがいます。アメリカが戦利品として没収した日本兵が家族に宛てた何万通ともいわれる手紙が今少しずつ遺族の元に届けられています。遺骨も遺品も帰らなかった遺族にとって、本人直筆の手紙を75年後に受け取ることは、新たな悲しみに苦悩する事ではありますが、やっと戦争が終わった瞬間でもあります。戦争を知らない私達ですが、戦争体験者の人々の実話は、涙を禁じ得ません。一方、平成30年の戦没者慰霊式典は、「平成」最後の式典となりました。戦地巡礼の旅を長年にわたって続けてこられた天皇・皇后両陛下の慰霊の旅も終わろうとしていますが、戦後の様々な人々の「戦争を二度としてはならない」という信念に基づいた努力が73年間の平和を維持してきたとすれば、「平成」が終わろうともその努力を継承して、平和を守っていく責任をみんなで果たさなければならないでしょう。

No.185平成30年8月号 「猛暑を肝試しで乗り切ろう!」

夏恒例のお泊り保育が、7/20に年中~小学校3年生31名が保育園に集合し、盛大に行われました。記録的猛暑の中での開催となりましたが、気温よりも子供達の熱気の方が高く、心配された熱中症も何のその、夜の園内に子供達の歓声が轟きました。初めてのそうめんメニューの夕飯とトウモロコシでお腹を満たして、いざ、「モンスター探し」に挑戦。夏と言えばおばけ屋敷ですから、毎年先生達は、試行を凝らして、子供達の「こわいものみたさ」を満足させようと頑張ります。今年は、真っ暗なバンビ組の部屋の中に作られた迷路にモンスター探しに出掛けました。泣く子が続出する年もありますが、今年は恐怖心よりも、冒険心が喚起され、ゲーム感覚で楽しんでいました。出口でご褒美のモンスターカード入りのお菓子をもらって大満足でした。学童さんの肝試しは、年々レベルアップの傾向、これを楽しみにしているリピーターもいるので、手は抜けません。外に連れ出す前の仕込みが大切。不気味な雰囲気を醸し出して「こわい」という言葉が出てきたら、しめたもの。県庁広場に通ずる暗い坂道の途中の木に風船を結び付けておき、(仕掛けをしている本人も風になびく8本の風船の景色は不気味だった。こわっ!)一人で、その風船を取って来たら「勇者の証」を手に入れることが出来るというもの。恐る恐る出掛けていく子供達の後ろ姿に「勇気を出して!」とエールを込めて送りだすと、暫くの静寂の後、もの凄いスピードで逃げ帰ってくるその手には風船、その顔には勝ち誇った表情。弱虫を返上して、「勇者の証」を高く掲げて全員意気揚々と帰園したのであります。一夏の一夜は、花火のようにパッと過ぎ去りましたが、「来年もやるの?」の言葉に、楽しかった記憶として子供達の心にずっと残る思い出となることを確信しました。
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